エッセイ

ジョン・ガリアーノ曰く「黒はカラフルなパーソナリティがないと着こなせない」

「黒はカラフルなパーソナリティがないと着こなせない」

これはイギリスの服飾デザイナーのジョンガリアーノの言葉です。

私はこの言葉に出会った時、酷く感銘を受け、非常に衝撃を受けました。

私は職業としてアパレル関係の仕事についているわけではありませんが、どのような業界であれ一流として行き着くところはやはりそこなのかと思ったからです。

衣服についてある一定の素地はあるにせよ(本当に基本的でいて基礎的なことだけです。マニアックなことについては知りません)、私はアパレル関係にはそこまで詳しくはないのですが、それでもこの言葉が意味しているものはなんとなくわかりますし、共感できるところがあります。

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男性性の時代と女性性の時代、それにこれからの時代で求められる価値観について

世の中がすごく繊細になったなと思います。

語弊を恐れずに言えば、今は女性性の時代ですから、そうした向きがあるのは仕方がないのですが、何か言葉にできないけれども人が自由に生きる上で大切なものがどんどん失われていっていて、非常に息苦しい世の中になってきているように思います。

「みんなで認め合おうよ!」
「ハッピーになろうよ!」
「もっと楽しく美しく生きようよ!」

なんだか協調性が求められ、異端がはじかれ、名もなき共感を押し売りされているような、暗に孤独であることを認めることをよしとしない画一的な時代になってきてしまったように思います。

私の知る限りでは、また私の感覚では今の流れがここ10年くらいの間に少しずつ歩み寄ってくる時代の気配を感じていましたが、ここ数年で特にその傾向が強く顕著になり、コロナ禍でその動きが一気に加速したように思います。

男性性の時代からどっぷりとつかり世の中を生きてきたものとしては、なんとなく寂しさや違和感を感じながらも、時代に取り残されないように時代に合わせて生きていかなければならないとなと思っています。

世の中を見れば、ジェンダーの問題、共感やシェア、着飾った私、水面下での攻防、Instagram、美の追求、肉よりも菜食、健康志向、今の時代を取り巻く言葉はほとんどが女性的なものばかりです。

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Kindleを再起動してエラーや不具合を解消する方法

ちょっと前に僕のKindleが突然フリーズしてしまった。

そんな時は強制的に再起動してみてください。端末が壊れていない限り元に戻ります。

Kindleでなくてもスマホやパソコンなどの複雑なシステムが組まれている端末は、動作がおかしくなったらまずは再起動をするが鉄則です。

そうは言いつつある日の僕のように、そもそもKindleを再起動する方法が分からないと言う方も多いと言う方も多いと思いますので今回Kindleを再起動する方法についてお話ししていこうと思います。

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夢は必ず叶うと言う違和感と限りある命について

命には限りがあるのだなと思う。

今年に入り命について強く特に意識するようになった。

それを意識することがらが僕の周りでたくさん起きたと言うことはあるのだけれども、去年から足を忍ばせて僕に近づき、今年に入ってそれが表面化してきたように思う。

それについては「恩人の死について思うこと」でも触れた通りだけれども、なんとも悲しいことが起こると誰しも限られた時間を生きているのだなと否が応でも思いしらされる。

そんな限られた時間の中であう人、お付き合いのできる人は本当に限られているし、ひとりひとりとの出会いが本当に縁なのだと思う。

僕が生きているこの世界は、僕がいなくなった後も、何もなかったかのように動き続けるのだろうし、特別変わることなくそのまま世界は動き続けるのだろう。

不思議なものだ。

そこには僕が存在しない。

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ブログ初心者はアメブロからはじめるといい理由について

ブログをはじめたいと思うけれども、はじめからサーバーを借りてブログを始めるのか、それともアメブロのような無料ブログサービスを使うべきかを迷っている人は多いと思います。

これについて質問された時、私は、はじめはサイバーエージェントが運営するアメブロなどの無料ブログサービスから始めると良いと思うとお話ししています。

ブログをはじめるなら「アメブロがいい」じゃなくてまずは「アメブロでいいんじゃない?」という軽い感じで答えています(この理由については後で少し詳しくお話しします)。

何とも含みのある表現ですが(笑)なぜアメブロを勧めておきながら、最終的にはアメブロを離れる必要があるのか、その理由について今回は少しだけお話ししてこうと思います。

システム的な難しい話は無しにして伝えていきますので、わかりやすいと思います。

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恩人の死について思うこと

心の整理ができてきたのでようやくかける。

どこかで書かなくてはならないと思っていながらも、何故だかわからないけれども書くことができず、引き延ばし、引き延ばし、今になってしまった。

僕は書くことで心を整理している節があるので、この話は僕の中でなかなか整理し難く、また理解し難く、もしかしたら心のどこかで認められない事実だったのかもしれない。

でも今、こうして書く気になったということは、ようやく僕なりにそこかしこに散らばった気持ちを整理し、けじめをつけようと思っているのかもしれない。

自分の気持ちさえわからず、それは憶測でしかないけれど。

実は、今年に入ってから僕の恩人とも言えるかたが亡くなった。

僕に仕事とは何かを教えてくれた数少ない方の一人だ。

その人は、今の仕事とは関係ない、ひょっとすると僕の人生においておよそ関わりを持たない可能性が高かった人であり、もしかしたら僕と関係を持つことなく、その他大勢の人のように静かにサヨナラをしていく一人だったかもしれない人だ。

僕がこの先の人生をどう生きて行こうかと必死に考えている時に、僕に仕事とは何かということを示唆してくれた。

つまり今の僕の考えを持つようになったきっかけをつくってくれた人とも言える。

そんな僕という一人の人間を構成する人がなくなってしまったのだから、僕にとっては本当に言葉には言い尽くせないほどの悲しみであったのだろうと思う。

いまだに思う。

「ああ・・・もうこの世にはいらっしゃらないんだな」と。

でもどこかでお別れを言わなくてはならない。

「さようなら」と。

これはそんな僕の個人的なお話だ。

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プロの仕事について思うこと【プロの仕事に共通して見られる哲学について】

人は何でもかんでも細かい説明を求めるし、その理由を知りたがりますが、なんでもかんでも言葉にできるわけではありません。

言葉にできない、わからないけれども確かにそこに漂う雰囲気としての「何か」をその道のプロは大切にするし、残念ながら全てを言葉にして伝えられるわけではないのです(言葉はその現象を彩る後付けに過ぎません)。

昔は職人の仕事は親方の仕事を見て、それをまず真似てみて、なぜ、その所作に意味があるのかを自らの頭で考え、何度も何度も繰り返し鍛錬を積み、その意味をしり、経験を蓄積し、少しずつ時間をかけてその「筋」を理解していったと言います。

それを昔の人は「まねぶ(まねる)」つまり「学ぶ」と言いました。

側から見れば単純に見えるようなことでも、その一つ一つの所作は言葉にできるほど単純ではないし、それほど、プロの仕事は見えないところで非常に緻密に計算されており、それも感覚的な「ワザ」が多いのです。

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派手なものの中には「嘘」が含まれる

私は派手にやっている人を大抵の場合、信用しません。

もちろん例外はありますが、なんかしら派手に見えるひとや派手な手法に頼っている人の言うことを信じることはありません。

なぜ信じないのか?

そこに「嘘」が含まれる可能性があるからです。

たぶん、原理原則だと思うのですが、ある種の派手さを出すと必ずそこに「嘘」が生まれます。

それはビジネスを急激に拡大する時にもみられ、うまくコントロールしないと派手な部分だけが際立ってしまい、制御不能に陥る危険性があることは言うまでもありません。

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実は「即断即決」は判断を間違えやすい!?「悩むこと」と「迷うこと」の可能性について

世間では迷ったり悩んだりすることは、さも悪いことのように取り沙汰されている節がありますが、私はむしろ逆で、迷ったり悩んだりすることはいいことだと思っています。

迷ったり悩んだりすることは、それだけ「それ」について真剣に考えているからと言う理由もありますが、何よりも結論を出した時の納得感が違うからです。

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どうして大多数の人の副業はうまくいかないのか?

昨今の経済的状況からか、はたまた流行なのかはわかりませんが「副業」という言葉をそこかしこできくようになりました。

「副業」というのは本業以外の仕事で収入を得ることで、平たくいえばどこかの企業や組織に会社員として属し働きながら、片手間でビジネスや投資を行ってお金を稼ぐことを言います。

もちろん今よりもずっと前から「副業」はあり、流行ったり、影を潜めたり、流行ったり、影を潜めたりを廃れることなく絶え間なく繰り返してきましたが、スマートフォンが普及してからその姿形は大きく変わってきているように思います。

今では副業の種類もたくさんあり物販や転売などを繰り返す副業や、インスタグラムやYouTube、FacebookなどのSNSを利用した副業、サイトやブログを利用した副業など様々とあります。

・・・が、はたからみていて「副業」でうまくいっている人はほんの一握りのように思います。

それは、私の周りを見てもそう思いますし、赤の他人が情報を配信するSNSを眺めていてもその切り口やそこに現れる現象から見て「うまくいっている人は一握りだろうな・・・」と私の実感としてそう感じられます(見た目は派手ですけどね。フォロワー数もいるし)。

実は、私自身いわゆる「副業」という形からこの世界に入っており、本業と副業の狭間で揺れ苦しんでいた時期もある。

だからこそ、その気持ちはよくわかるし、うまくいく人とうまくいかない人の違いも大体わかります。

今回は、そんな経験からまだ一歩を踏み出せていない方や、もう一歩を踏み出しているけれどもなかなかうまくいかない人に向けて大事なことを伝えていきます。

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