昔からSEO業界ではよく言われていることがあって、それはSEOは終わったという謎の見解です。
何かが起こるたびに、SEOは終わった、これからはSNSの時代だ!テキストの時代は終わった、これからは動画、YouTubeをウェブマーケティングの中心に置くべきだ!
・・・ふ〜ん。
よく言われていることですが、こう言った情報には惑わされない方がいいです。
10年くらい前からSEOは終わったとか言う話を至るところで聞きますが、ますます盛り上がりを見せている感覚がありますし、SEOは終わったと言われ始めてから一向に終わりを見せません。
なぜでしょう・・・。
まあ、そういう意見は、ある種のプロパガンダのようなものだと思ってください。
目次
1:SEO対策はなぜ重要か?
SEO対策はなぜ重要なのか?
これに対する解答はただ一つです。
SNSよりも検索エンジンを使ってサイトに訪問してくれる人がたくさんいるから。SEOはSNSなどと違って比較的安定的な訪問者数を獲得できるから。そして検索エンジン経由の訪問者は見込み客の質がまるで違うから。
これ以上の答えはないでしょう。
巷ではたいして意味も理解せずにSEMが大事だとか、やれMEOだ、動画マーケティングだなんだかんだと騒いでいたりしますが、そもそもSEOはウェブマーケティングの基本となる仕組みだし、インターネットで商売をする上でいつの時代も軸足をおくべきマーケティング手法だと思ってください(そもそもMEOはGoogle mapを利用した集客方法(笑))。
ウェブマーケティングの基本的な考え方としては、まずSEOがあって、SEOに軸足を置きながら、それに付随する形で動画マーケティングだったり、リスティング広告だったりを考えなければならず、マーケティングの真ん中にいつもSEOがあることが基本だと思ってください。
そもそもSEOってなんなの?
SEOについてお話しする中で、私とあなたの間で共通認識としてそれについて理解しなければならないので、まずSEOって何っていう部分について答えていこうと思います。
SEOというのは、ようは見込み客を検索エンジンからあなたのサイトへ誘導する仕組みのことだと思ってください。
そして、あるキーワードで検索する見込み客(または読者)に対して、見込み客がわかりやすいように検索結果として上位に表示されるよう、Googleに働きかける「一連の技術的行為」のことを「SEO対策」と言います。
【SEOとSEO対策の違い】
SEO = 検索エンジンから特定のサイトへ誘導する仕組み
SEO対策 = 検索結果の中から読者が見つけやすいようにGoogleに働きかける一連の技術的行為
SEMってなんなの?
SEOにたいしてSEMという言葉がありますが、これは見込み客を獲得するための一連のマーケティング手法のことを指すことが多いです。
つまり、SEOよりも、より広い意味合いで使われておりSEMの中にはSEOやリスティング広告、動画マーケティングが含まれています。
SEM = 検索エンジンを利用した一連のマーケティング手法
このSEMという言葉が一癖あって、ウェブマーケティングにおいてより上位にある考え方で、なんだかウェブマーケティングのそれっぽく見せていますが、ようはなんのその、SEMもSEOの中の一つの技術だと理解することが大事です。
つまりSEOもSEMも、基本的な考え方としてはSEOの技術を転用したものに過ぎないということです。
ウェブマーケティングって一体なんなの?
ウェブマーケティングっていうのはインターネットを使って、ものが勝手に売れる仕組みをつくることだと思ってください。
マーケティングというものは、突き詰めて考えれば、ようは勝手に物が売れていく仕組みをつくることをいい、実際ゴールとしてそれを目指していきますからウェブマーケティングとは、ウェブを利用する読者(ユーザー)が勝手に物を買いたくなる仕組みづくりのことを言います。
だからSEOもSEMも動画マーケティングも全てひっくるめてウェブマーケティングとなります。
実は検索エンジン(SEO対策)からの訪問者数の方がSNSからの訪問者よりも見込み客の質が高い
あとSEOとSNSの違いを語る上で、これも合わせていっておかなければならないことなのだと思いますが、SEOからのアクセスとSNSからのアクセスでは、同じアクセスだったとしても見込み客としての質が全く違います。
SEOで集めた検索エンジンからのアクセス数と、SNSから集めたアクセス者数がそれぞれ1,000だったとしても両者の1,000は全く別物だと思ってください。
これは感覚的な説明になってしまうのですが、検索エンジンを使ってアクセスしてくれる読者の方は本当にそのキーワードに対して真剣であることが多いです。
一方でSNSからサイトに訪問してくれる人というのは、本当に流し見であることが多い。たまたま話題になったからとか、たまたまTwitterで話題として流れてきたからとか、そう言った見方をします。
日和見主義な立場をとっている人が多いので、記事を真剣に読んでくれませんし見込み客となる数そして質は全く別物になります。
言葉を選ばずに言えばSNSからの訪問者は、ただアクセス数を伸ばすだけです。
もちろん特定の方が反応するように、Googleの広告をサイト内に貼っておけば一定の収益を得られますが、それだけです。安定的な収益を生むことはありません。
2:大手SNSによる訪問者数の質の違い
今メジャーなSNSといえば、Facebook、Twitter、Instagramあたりでしょうか。もちろん、TikTokもありますが、TikTokからの訪問者はどのような傾向を持つ人なのかについては私は良くわかりません。
ただ、みた感じのSNSの性質からして、おそらくTwitterに似ているようなものだと思いますので、多分見込み客の性質としてはツイッターの訪問者に似ているのではないかと思います。
Twitterは文字通りバズる
過去何度も記事をバズらせたことがありますが、Twitterというのは本当に瞬間的に爆発的なアクセスを獲得できます。
あれよあれよという間に一気にアクセス者数を伸ばすので、瞬発力としてはピカイチだと思います。
じわじわと伸びるのではなく、本当一瞬でスパイクのように跳ね上がり反応します。
また、フォロワー数を抱えている人が一旦ツイートしようものなら、いろんな人にリツイートされ、それこそ、どんどんどんどん広がっていきます。
はじめて目にしたときは「うわ・・・すご」と思います。そしてその「バズる」魅力に取り憑かれそうになります。
ただし、Twitterは長くは続きません。
早ければ6時間、頑張っても3日くらいで一山超えて落ち着きを取り戻します。
そしてTwitterからのアクセスというのは本当に話題が命なので、瞬間的なアクセスを生み出しますが、ただ、それだけ。後には何にも残らないと思ってください。
何が言いたいのかというと、ハマればそこで一時的でいて即時的な収益につなげることはできますが、あなたにとって大事な顧客となる割合は非常に少ないと思ってください。
なぜならTwitterは話題性が命で、一つの話題が去れば、人々はまた別の話題に絶え間なく興味や関心は移行していくからです。
Twitterからのアクセスは、そんな独特な性質をもっています。
Facebookは一週間くらい比較的安定的なアクセスを生み出す
Facebookのフィードなどからサイトに訪問する人は、比較的安定的にアクセスしてくれるように感じます。
Twitterのような爆発力はありませんが、地味に安定的なアクセスをもたらしてくれ期間で言えば大体一週間程度生み出してくれます。
Twitterと違い、話題命というわけではないので、比較的、安定した見込み客の獲得につながりますが、SNSの性質上、次から次へと気になる話題が勝手に降りてきますので、非常にインパクトのあるサービスでないと継続的な顧客とするのは難しいと思います。
InstagramはFacebookとTwitterの中間くらい
Instagramはどうか。
インスタグラムの仕様として外部サイトに飛ばすのが困難な仕様となっていますから、今後もあまり爆発的なアクセスを生み出すようなものではないと思っています。
ただマーケティング的な視点で考えると、ファンを獲得しやすいので、長期的な視点で見れば固定客化につながりやすいと思います。
美容関係やアパレル関係、それに俗にいう映える系のものに対しては特に強いような印象を受けますが、ただサービスとの相性もあるので、そこは見極めることが大切です。
3:テレビはどう?
テレビは、大体1日です。
私が運営するメディアも過去何度もテレビでご紹介いただいたこともありますが大体1日ですね(当サイトではありません、当サイトは地味に運営しています)。
テレビなどで紹介されると、紹介された時間によってはTwitterのように爆発的にアクセスが集まり、非常に多くの人にみてもらえますが大体1日で勢いは去ります。
放送後大体3時間後くらいまでがピークで、そのあとはアクセスはゆっくりと下降していきます。
ただし、検索エンジンから検索してたどり着いてくれるため一定の目的を持ってきてくれるので、訪問者の質としては高い方だと思います。
・・・が、やはりSEOからの訪問者数よりは見込み客の質としては弱いと思います。
4:YouTubeはどう?
私はYouTubeを使ったマーケティングはしたことがないのでなんとも言えないところですが、周りの話や友達のYouTuberの方の話などを聞いている限りでは、読者さんの質は高いのではないかとは思います(誰とは言いません)。
ただ、やはりこれもマーケティング的な視点に立ってみれば業界が限定されていると思いますし、動画との相性はあるように思います。
5:SNSは顧客をファン化するためなら有効
マーケティング的な立場で見た場合、SNSで特定のアクションを促すことは難しいですが、長期的な視点で顧客を育てあげたり、あなたのファンとして育てていく方法に対しては効果があると思います。
つまり、あなたや、あなたのブランドをより身近なものとして感じてもらえるように情報発信する用途には向いていますが、何か購買を促すというのは、やはりウェブサイトの方が優れていると思いますし、検索エンジンからの集客の方が質の高い見込み客を集客することができると思います。
6:【結論】見込み客の質としては実はSEOが一番高い
なんだかんだ、御託を並べましたが、言いたいことは一つ。
それはSEO対策を施して、きちんと目的を持ってきてくれる読者の方が一番質が高いということです。
質が高いとはあなたの顧客になってくれる可能性が高いということです。
そういった違いがあるので、なんだかんだ言って現在のウェブマーケティングはSEOなしでは考えられないのです。
SEOは結果が出るまで時間がかかる
ただSEOは結果が出るまで時間がかかります。
早ければ3ヶ月、いや半年はみておく必要があると思います。
もちろんキーワードによっては1年や2年、3年程度かかることもあります。
この業界、詐欺的な情報に振り回されて簡単に思われることもありますが、実はそれだけ技術的でいて複雑で難しい業界なのです。
逆を言えば難しいからこそ、それだけやる価値はあるということです。
以上です。
この一言が言いたいがために、こんなに遠回りにお伝えしました。
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