18年以上サイトを運営している私がリンクを貼るときに注意しているたった2つのこと

私がコンテンツを作成する上で意識していることはたくさんありますが、そのなかでもリンクの存在は常に強く意識しています。

リンクには、自サイト内の別記事に貼る【内部リンク】と、外部サイトに貼る【外部リンク】がありますが、どちらのリンクにしても細心の注意を払っています。

【サイト内に貼るリンクは大きくいって2つある】

1:内部リンク:自サイト内の別記事に誘導するリンク
2:外部リンク:外部サイトに誘導する際に貼るリンク

では、私はなぜリンク一つに拘っているのか?また、成果を出し続けるためにリンクを貼るときにどのようなことを意識しているのかを今回の記事ではお伝えしていきます。

コンテンツ内にリンクを貼るときに注意している2つのこと

私がリンクを貼るときに意識していることは大きくいって下記の2つです。

【リンクを貼るときに意識すべきこと】

1:そのリンクは本当に【ユーザーのためにある】のか?
2:そのリンクは本当に【ユーザーのためになる】のか?

私はコンテンツ内にリンクを貼るとき、この2つを強く意識しています。

そして、どの場所に、どのタイミングで貼るのかを熟慮し、読み手にできるだけストレスを与えない位置にリンクを置くことを意識するようにしています。

もちろん全ての記事で、これらの施策を徹底的に行うとユーザーも私も疲れてしまうので、全ての記事で意図したリンクを貼るわけではありません。

・・・が、とりわけユーザーにこちらが意図して欲しい動きを促す時は一つのリンクに対して徹底的に考え抜いてリンクを貼るようにしています。

1:そのリンクは本当にユーザーのためにあるのか?

いうまでもないことですが、全てのコンテンツはユーザーのためにあります。

ここを間違うと、どんなコンテンツも役に立たないコンテンツになってしまい、ユーザーはもちろん、Googleにも嫌われてしまうコンテンツになってしまうので注意してください。

そして、コンテンツはユーザーのためあるからこそ、そこにはられるひとつのリンクもユーザーのためにある必要があります。

無限に広がりを見せるウェブの世界を見渡せば広告ばかりのコンテンツや、無駄なリンクを極端にはりすぎているコンテンツも目立ちますが、コンテンツの力によってユーザーを獲得するコンテンツマーケティングではユーザービリティを妨げるそれらの行為は許されないことだと思ってください。

もちろん、ユーザーが楽しむだけのために用意されるネット上の掲示板やコミュニティサイトでは、そうしたリンクや広告が有効に働くこともありますが、コンテンツマーケティングの基本的な考え方としては必要なリンクは少ない方がより好ましいと思ってください。

では、それはなぜか?なぜリンク数は少ない方がいいのか?

結論から言ってしまえば、リンク数が多いとユーザーがサイト内で迷ってしまうからです。

つまり「リンク」という選択肢をたくさん用意することによって、サイト内でユーザーは注意力散漫になり、あちこちに、遷移して、結局何がしたいのか分からなくなってしまい最終的に意図した行動を起こすことなく離脱してしまいます。

あれもしたい、これもしたい・・・で、結局何をしたいんだっけ?とユーザーが迷ってしまいユーザーが目的としていた行動をとることができなくなってしまうのです。

これはメニューが多すぎる飲食店のようなもので、選択肢が多すぎると、売り上げが落ちるのと一緒です(ケースによってはメニューの多さが有効に働くこともあるのもサイト運営と同じことです)。

それよりも、このサイトだったらこのコンテンツがおすすめと言ったようなスタンダードとなるコンテンツをつくり、そうした魅力的なコンテンツにユーザーを引き付けていく方がよりサイトの魅力が増していきます。

せっかく数あるサイトの中で何かに魅力を感じ選んで来てくれたのですからユーザーを迷わす要素は徹底的に排除するべきです。

いかなるリンクもユーザーのために用意する

コンテンツマーケティングでは、ユーザーのためになるコンテンツを用意し、ユーザーの力となることで、結果としてあなたのファンを獲得し、最終的な利益を獲得していきます。

最終的にもたらされる利益はユーザーとのコミュニケーションによってもたらされる結果に過ぎません。

だからこそ、コンテンツはもちろん、コンテンツ内に貼られるリンクもユーザーにとって価値のあるリンクを貼っていく必要があります。

繰り返しになりますが、この部分を間違ってしまうと全ての施策は意味のないものとなりますので、強く意識してサイト運営並びにコンテンツ制作を進めていってください。

コンテンツ内に貼られるユーザーのためにある3つのリンクとは

では【ユーザーのためにある】リンクとは具体的にはどのようなリンクを指すのか。

ベーシックな考え方に則れば、それは下記の3種類のコンテンツに促すために設置するリンクのことだと思ってもらって構いません。

【ユーザーのためにあるリンクとは】

1:ユーザーの理解を助けるコンテンツへのリンク
2:ユーザーの知的好奇心をより満たすコンテンツへのリンク
3:ユーザーが抱える疑問を解決するコンテンツへのリンク

今あるコンテンツとリンク先のコンテンツ、これらがうまく噛み合い、有機的に機能することで、ユーザーのことが考えられた強いサイトになります。

そして現在のGoogleのアルゴリズムにおいて、検索結果として上位に表示される可能性が高くなります。

2:そのリンクは本当に【ユーザーのためになる】のか?

また一つのリンクは【本当にユーザーのためになる】のかということを何度も確認してリンクを設置していきます。

全く関係のないコンテンツへのリンクはもちろん、唐突にあらわれた恣意的に誘導するリンクはユーザーからもGoogleからも嫌われます。

例えば、私が今「サイト内に貼るリンク」の話をしているのに、次のリンクでいきなり、「投資」の記事に誘導するリンクを貼ったらどうでしょう。

ユーザーからすれば疑問符だらけで、なぜ今その話題に関するリンクを貼る?と思うだろうし、そこに恣意的な何かを感じとることでしょう。

実際、そうしたサイトはたくさんありますが、関連性を持たないリンクとは言えないため短期的に見れば調子が上がっているようでも(つまりは短期的には利益をもたらす)、長い目で見た場合悪さをすることが多いように思います。

それはユーザーのことを考えている行為とは言えませんし、ユーザーも何か恣意的な何かを感じ取るからです。

そうなるとユーザーからサイト内の情報に対する信頼を失ってしまいかねません。

そればかりか、2度とそのサイトに訪れることはないでしょう。

ユーザーから信用できないサイトというレッテルを貼られてしまうのです。

早いはなし、普段の会話に置き換えてみる

例えば日常的な会話に置き換えてみて考えてください。

誰かと会話をしていて、なんの脈絡もなく、相手がいきなり投資の話をし始めたらどうでしょう。

何かそこに意図的な怪しさを感じるはずです。

「なぜ今その話をする?」

「私を勧誘したいのかしら?」

そしてその友人との信頼関係にもよりますが、それ以降、若干の距離を持って接するようになるでしょう。

ネットの世界だと相手の顔が見れないため、そうした初歩的なことがわかっていない方が非常に多いように思います。

ただ単にあなたが興味があるからその話をしただけその話をふっただけなのに、とあなたは思うかもしれませんが、それを聞いた相手はそうは思いません。

ようは、あなたがそうは思わなかったとしても、相手がそれを聞いたときどう思うのかが大事なのです。

コンテンツは常にユーザーのためであり、だからこそリンクひとつとってもユーザーのためにあります。

ゆえにコンテンツはユーザーのためにならなくてはならないし、リンクはユーザーのためになるようなものを用意しなくてはなりません。

コンテンツを作成するときに、目の前にあなたの話し相手がいるわけではありませんが、実際に【そこにいる】と思ってコンテンツを作成してください。

リンク先の記事が関連性や意味のあるコンテンツであれば問題ない

もちろん、一見違う話をしているようでも、その情報を理解するためにその話をすることが必要で、大きな括りでそのコンテンツの意味や意図を深く理解するのにリンク先の情報を理解する必要があるのであればそうしたリンクは有効に働くこともあります。

該当するコンテンツに対しての関連性を感じさせるリンクであれば、全く関連のないように見えるコンテンツへのリンクは問題ないケースもあります。

※ただし、それをGoogleがどのように判断するのかは時流によりますので、多少のランキングの浮き沈みは生まれるかと思います。

それでもなお、そのコンテンツがユーザーにとって本当に必要なのであれば、リンクを貼るべきだと思いますし、実際、私もそうしています。

真に大切なのはGoogleではなく、ユーザーですから。極論すれば、それが周りに回ってGoogleの検索アルゴリズムに影響するだけです。

とにかく、コンテンツとリンク先のコンテンツは、ユーザーのためになるものかどうかを今一度慎重に確認してからリンクを貼ってください。

たった一つのリンクが命取りになる

一つのサイトを長く運営していると、本当にいろんなことが起きます。

Googleの動きによって、浮かんだり沈んだりはもちろん、理解を助けるために貼ったつもりのリンク先のサイトがなくなっていたり、問題のあるサイトに変遷していてしまったり、本当にいろいろなことが起きます。

そして問題のあるサイトへのリンクは、Googleがもっとも嫌う要素の一つとなり得ます。

つまりたった一つのリンクがサイト全体の信頼性を損なってしまったり、サイトの権威性の失墜につながってしまいますので注意が必要になります。

それも相まって、そのリンクは本当に必要かどうか、貼る前に入念に、そして慎重に議論する必要があります。

決して一つのリンクを軽々しく扱わないでください。

たかがリンク、されどリンクです。

数年前であればリンク先は別扱いになり許容され、問題ないケースもありましたが、Googleでは年々一つのリンクに対する監視が厳しくなり、さらにリンクに対する評価の基準も曖昧になってきているので、注意してください。

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