コンテンツを作る時は「共通する何か」をわかるように伝える

コンテンツを作成する上で作成する人の「気力」というのは非常に大事です。

結局のところ、コンテンツに魂が宿るかどうかはそれに関わるものの気力に左右されるように思います。

「気力」はやる気と言い直すこともできますが、私が思うに「気力」とは、もっと広い概念でその人の健康状態を含むエネルギーのようなものだと思っています。

万全にモノを伝えるためには「気力」を常に一定以上の状態にしておく必要がある

私は人にモノを書いて伝えるということを生業にしていますが、不思議なことに同じトピックを扱っていても、その時々の「気力」によってその出来栄えはものすごく左右されます。

内容は同じなのにもかかわらずです。

書くときの「気力」の状態によって、モノの伝え方も変わってきますし、伝わり方にも違いが生まれてくるように思います。

もう少し細かく言えば、気力の状態次第で頭の中から出てくる言葉が違ってくれば、文章全体にあらわれる「リズム」が大きく変わってしまい、同じものを書いているようでも、不思議なことに違うものになってしまう。

文章の「ノリ」や節々から滲み出る全体の「伸びやかさ」が変わってきてしまうのです。

それは頭の疲れ具合によっても変わってきます。

朝に取り組むのか、夜に取り組むのかによっても、同じトピックを扱い執筆していても違ったものになります。

もっと言えば、全く内容が同じものを読んだとしても、そのときの気分(つまりは気力の状態)によって、「ものすごくよくかけているな」と思う時もあれば「なんだこりゃ」と感じる時もあります。

全く同じ文章なのに、「気力」の状態によって、読み方や伝わり方が変わってくるのです。

私は脳科学者ではありませんし、これを書いている段階では、そうしたことにあまり関心がないので、脳の働きの不思議について特別精通しているわけではありませんが、何か頭の中でそういう動きがあるのかもしれません。

だからこそ、できるだけ伝える相手である「あなた」の状態に合わせる必要があり、そこに持っていくのには「気力」が必要になります。

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例えば私は、今は比較的「朝方」になっています。

朝仕事をする方が、脳が素直で、比較的スラスラと言葉が出てきます。

文字通り筆が走るのです。

ですが、その状態も長くは続かず、大体3〜4時間くらい経つと急に書けなくなります。

全く書けなくなるわけではないのですが、納得したものが書けなくなり、無理やり書いたとしても時間がかかってしまったり、納得のいくものを書くことができないため私の場合はそこで一旦仕事を休みます。

その後も続けることはありますが、今はそこで離れるようにしています。

(NHKが制作していて漫画家の浦沢直樹さんがナビゲートしている「漫勉」という、漫画家さんに密着した番組がありますが、あの番組を見るたびに漫画家さんってすごいなと思います。あそこまでストイックかつコンスタントに仕事をしていくことは今の私にはできません)

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他の人はどうかはわかりませんが、私は何かモノを書いて伝える際、頭の中で「あなた」を想像し、言葉にして話しかけるようにして落とし込んでいきます。

だから、伝わる人にはきちんと伝わっているという実感があります・・・今のところ。

もしそういう実感が起きなくなったら、それは私と「あなた」との間で何かしらのズレが生じてきているのだと思います。

それが気持ち的なモノなのか、単純に共通の話題についての興味を失っているだけなのかはわかりませんが、私は文章を書くうえで「共通点」を意識して「あなた」を想像して書いているので、そこに共通する何かを失うと、多分伝わらなくなります。

共通する何かを失うことで伝わらなくなるのであればある意味仕方のないことだと割り切ることができますが、それを失っていないのにもかかわらず伝わらくなることが私は怖い。

だから私は疲れている時などは、意識的に執筆から離れるようにしています。

その問題から完全に離れることは正直難しいですが、できるだけ頭の片隅に追いやり意識的に離れるようにしています。

なかにはオンオフを切り替えられ、パソコンから離れると完全にスイッチがオフになる方もいるようですが、私はそこまでできません。

意識的に離れることで、また書きたくなるということもありますが、正直書きたくならない時もあります。

そういう時はどうすればいいか?

いくつか私なりの個人的な方法はありますが、私の場合は無理やり叩き起こすしかないと思っています。

人はやすきに流れていき、誰しも楽をしたがる性質を持っていますから、そうした時は無理やりデスクに座り、スイッチをオンにし、なんとなしに言葉を紡いでいく。

今のところ、この方法で私は乗り切っています。

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