リライトをしてもなかなか検索順位を上げることができないあなたへ
SEOではリライトが大事と言われますが、リライトをしてもなかなか検索順位を上げることができない方も多いと思います。
理由は様々ありますが、なかなか結果につながらない人は、そもそもSEO的にリライトをするとはどう言うことなのかを履き違えている人が多い気がします。
そこで今回はSEO的にリライトする目的と、SEOの視点でリライトする前に必要な事前リサーチ3つのポイント、それにSEO対策としてリライトする際に意識したい7つのチェックポイントについてお伝えしていきます。
SEO対策としてリライトする上で本当に重要となるポイントだけに絞ってお伝えしますので、なかなか検索順位を上げることができないでいるあなたは、この記事を読んで是非リライトの技術を身につけていって下さい。
SEO対策でリライトをする目的
検索順位を上げるためです。
なんとなくリライトした方が検索順位が上がりやすいと聞いたからリライトしていたり、どこをリライトすればいいのか分からないのにリライトしているといった方をよく見かけますがはっきり言って間違っていますし時間の無駄です。
SEO対策でリライトをする目的は検索順位が上がらない問題点を把握して、検索順位が上がるようにSEO的に働きかけることです。
SEO対策でリライトする目的は記事の質を上げるためではない
SEO対策としてリライトする際は、より詳細に記事を書き直すことでもないし、記事の質を上げるためでもありません。
ここを勘違いしてしまうとリライトすればするほどコンテンツ内のSEO的な成分がどんどん薄まってしまいますので、どんどん検索上位から遠ざかっていきます。
リライトした結果、間接的に記事の質が向上する
リライトした結果として、よりわかりやすい記事になると言ったように、記事の質を上げることに間接的につながることは多いですが、それは手段として選んだ先にある結果に過ぎません。つまりSEO的な立場からするとリライトの本意ではありません。
SEOを目的として考えるのであれば目的と手段を混同しないことが大事です。
ここを間違えると、リライトする意味を失いますので注意して下さい。
SEO対策でリライトする際のポイントの探り方
まずリライトする前に事前に準備が必要な3つのポイントについて話していきます。
【リライトする際のリライティングポイントの探り方】
1:検索順位で上位表示されているサイトを見る(Google検索をかけた際のタイトルにも注目)
2:上位表示されているサイトに見られる共通点を探る
3:他サイトと比べて自サイトの優れた点を活かし、足りない点を補う
この3つの視点で、リライトする際のポイントを探っていき、記事内のどこをリライトすれば検索順位が上がるのかアタリをつけて行きます。
SEO対策としてリライトをする上で、ここの事前リサーチが非常に重要となりますし、ここを抜きにしてはどんなにリライトをしてもSEO的にあまり効果がのぞめないものとなってしまうので注意して下さい。
リライトのポイントの探り方1:検索順位で上位表示されているサイトを見る(Google検索をかけた際のタイトルにも注目)
まずあなたが検索順位で上位表示を狙っている、特定のキーワードで検索をかけてみて下さい。
検索順位として上位表示されている記事が、今現在のアルゴリズムでGoogleが出した答えです。
つまり現在上位に表示されている記事が検索ユーザーからもGoogleからも選ばれている、最も支持されている記事ということになります。
タイトルはどうですか?キーワードが含まれていますか?わかりやすく過不足なく表示されていますか?
またあなたのサイトのタイトルと比べてどのように違いますか?タイトルの下に表示されている記述はどのようになっていますか?そのキーワードで検索した際に、思わずクリックしたくなるような内容として表示されていますか?
まずはざっと1ページ、2ページとめくって見て下さい。そしてタイトルとして表示された文の違いに注目して下さい。
そこから1ページ目に戻り、少なくとも上位に表示されている3つのコンテンツを開いて下さい。
・タイトルチェック
・タイトル下の記述チェック
・ライバルサイトの動向チェック
もしもこの時、気になる点があったらメモをしておいて下さい。
例えばあなたが上位表示を狙っているキーワードで検索をかけてみたら、あなたのサイトの記事のタイトルと大きく異なっていた、あなたが思っているコンテンツが含みもつキーワードとしての解決策との間に大きな違いがあったなど気になった点などはどんどんメモをしていって下さい。
リライトのポイントの探り方2:上位表示されているサイトに見られる共通点を探る
あなたがGoogle検索で上位表示させたいキーワードで(狙っているキーワードで)、実際に上位表示されているサイトを開いたらまずは、上位に表示されているサイトの共通項を探ります。
細かい点を言えばたくさんありますが、主に下記の点に注意してポイントを探っていけばいいと思います。
【ライバルサイトの共通項の探りポイント】
・タイトルと中身は一致しているか?
・見出しの中にどれくらいキーワードが含まれているか?
・見出しの中にどのようなキーワードが入っているか?
・キーワードの頻出度はどれくらいか?
・キーワードに紐づく関連ワードはどれくらい頻出しているか?
・全体としての記事の流れはどのような構成になっているか?
・記事としてのボリューム(文字数)はどれくらいか?
・どのような解決策が提示されているか?
・内部リンクとしてどのような記事へのリンクを貼っているか?
ここで大事なのは、Google検索をかけたときに、上位に表示されている記事の共通点はどこにあるのかを探ることです。
「違い」ではなく「共通点」であり「共通項」です。
上位表示されている記事見られる共通点をあなたなりの感度でくまなく拾っていって下さい。
リライトのポイントの探り方3:他サイトと比べて自サイトの優れた点を活かし、足りない点を補う
次に行いたいのは、あなたのコンテンツとの比較です。
ここまできて初めて、今まで集めた上位表示されている記事とあなたの記事の違いを比較することになります。
Google検索をかけたときに上位表示されている他サイトには、必ず自サイトには見られない切り口であったり、SEO的に優れた点または特長があります。
他サイトと比べてどこがコンテンツ的に優れていて、SEO的にどこが弱いのか、見出しの書き方か?問題への対処法か?それとも記事のボリュームか?そもそも上位表示されているキーワードと読者の求めているコンテンツの中身は一致しているか?
上位表示されている記事との違いを徹底的に洗いざらい比較してみて下さい。
そして足りない部分があれば、リライトをかけ、より読者の役に立つコンテンツとなるように記事を整えていって下さい。
事前リサーチなくしてSEO対策としてのリライトはあらず
ざっとリライトの流れを話しましたが、これがSEO対策としてリライトする方法であり、リライトをする際にチェックしなくてはならないリサーチ上のポイントです。
これを抜きにして、なんとなくリライトしてみたり、ただ記事の更新だけをかけて更新日を変えてみたり、一文字だけ変えたり、タイトルだけいじってみたりしてもSEO的には意味がないしSEO的に価値を生みません。
必ずここであげたリライトの際のポイントの探り方を意識して、リサーチをかけた上でリライトをおこなうようにしてください。
SEO対策でリライトする際の7つのチェックポイント
ここからはあなたの記事で、具体的にどこを直せばSEO的に効果があるのか、リライトする際に特にチェックしたい7つポイントについてお話ししていこうと思います。
【記事をリライトする際の7つのチェックポイント】
1:タイトルにキーワードが入っているか?
2:タイトルは読者にとってわかりやすい内容になっているか?
3:キーワードに紐づく関連キーワードを記事内で十分拾えているか?
4:見出しにキーワードが入っているか?
5:序文に読者が期待を抱くような情報が含まれているか?
6:読者の滞在時間を延ばすための工夫をしているか?
7:読者の質問に対する答えをきちんと出せているか?
ここにあげた内容はSEOを意識したリライトをする上で全て必須の項目となります。
どれも私の経験に基づいたものばかりを厳選しましたので、SEO的にかなり意味のあるものだと思います。
SEOを意識したリライトをする際は、最低限ここであげたポイントを意識して取り組んでください。
1:タイトルにキーワードが入っているか?
まずタイトルにキーワードが入っているかどうかはきちんと確認して下さい。
日本語は左から読み始めるし、検索結果として表示される際も左から読み始めるので、キーワードが左寄りになっていればいるほどいいとされる意見もありますが、あまり気にしなくて大丈夫です。
むしろキーワードを左に寄せるあまり不自然なタイトルになってしまうと良くありません。
2:タイトルは読者にとってわかりやすい内容になっているか?
またタイトルは読者にとってわかりやすい内容になっているかどうかは意識して下さい。
検索をかけた際に、読者が抱く問題に対して核心を突くタイトルでないと、サイトを訪問してくれず、SEO的にも良くありません。
タイトルはできれば、32文字以内がいいとされていますが、こちらもそこまで意識する必要はないと思います。
それよりも大事なことはタイトルに読者が検索をかけるキーワードが入っていて、それが読者にとって問題の核心をつくタイトルであるかどうか。
そこにフォーカスして記事タイトルをリライトしていって下さい。
3:キーワードに紐づく関連キーワードを記事内で十分拾えているか?
そのキーワードに紐づく関連キーワードが十分記事内で拾えているかどうか注意して下さい。
もしも関連ワードが拾えていないのであれば、それについても触れるような記事にリライトして下さい。
「A(キーワード)」ということを語るときに必要となる、「A」と距離の近い「B」や「C」と言ったワードは記事内で必ず拾って下さい。
関連しているけれども、タイトルで設定したキーワードとは距離がある場合は、記事内で関連記事として別ページに飛ばすようにして下さい。
「A」というキーワードに紐づく内容を全て1ページ内に納める必要はありません。そうしたことが必要になることもあるし、しなければならないケースもありますが、基本的には、「A」と距離の遠い「Z」について語るときは別ページで説明して下さい。
それに「A」として設定したキーワードで語るべき内容が多くなればなるほど、記事の内容が複雑になったり、「A」というキーワードの成分がどんどん薄められていくため、SEO的に攻略することがどんどん難しくなります。
※ここでお話しした関連するキーワードとは「サジェストワード」ではありません。
これについて詳しくは「共起語の使用は実はリスクが高い?SEO効果とサイトが飛んでしまうリスクについて」を読んでいただくと良いでしょう。
また「【SEO対策の本質や基本】検索アルゴリズムの仕組みと5つの基本」も併せて読み進めていただくとさらに内容を理解できるかと思います。
4:見出しにキーワードが入っているか?
見出しは非常に大事です。
見出しを適切な位置に適切な分量で効果的に使うことで文章を構造的になり、読者にとってもGoogleのクローラ(サイト内の情報を集めるロボット)にとってもわかりやすい記事になります。
そして基本的に見出しにはキーワード、もしくはキーワードに関連する言葉を入れるようにして下さい。
Googleがその他のサイトと比較する際に、「A」について語るときに他のサイトには「B」や「C」が入っているのに、あなたのサイトにだけないと判断した場合、それを不思議に思い、Google側が検索順位を付けづらくなってしまいます。
もちろんそれをあえて語らない正当な理由があれば別ですが、Googleは多くのサイトとの比較で検索順位を決定しますので、ないよりはあったほうがSEO的に効果がある・・・というのが経験上の持論です。
見出しについては「サイトやブログでSEO上有利になる見出しのつくり方と5つの要素」や「ブログやサイトで圧倒的な結果を出すためのSEO上効果的な見出しタグの11の使い方」を参考にして下さい。
5:序文に読者が期待を抱くような情報が含まれているか?
読者はほぼ100%何らかの問題を抱えてそれを解決したいから、あなたのサイトにアクセスします。
なぜなら読者は「問題のありか」や、「問題に対する解決方法」を探るために検索エンジンを利用するからです(ここでは何かを知りたいと言う知的好奇心も読者の抱える問題だととらえて下さい)。
読者としては別にあなたのサイトに訪問しなくても、検索結果として表示されている数だけ、その問題に対処する手段はたくさんあるのですから、読者としてはあなたのサイトに訪問する理由は特になく、非常に目移りしやすい環境にあると言えます。
そのため読者がページを開いたときに、最初に目にするタイトルや文章には特に気を使うべきで、読者がページを開いたときに最初に目にする部分に、読者が期待するような答えが載っていると期待を抱いてもらうことが大きなポイントとなります。
もちろん、冒頭で約束した読者の疑問に対する解決策を本文内で用意しなければなりません。そして、これはコンテンツを作る上での読者との約束であり前提条件です。
6:読者の滞在時間を延ばすための工夫をしているか?
リライトをするときは、できるだけ読者の滞在期間を延ばすための工夫をして下さい。
具体的に言えば、読者の問題を解決した後、さらに抱える読者の疑問点や知的好奇心に応えるべく、そのページと関連する記事へ誘導すれば読者の滞在時間を延ばすことができます。
Googleは離脱率という概念を一つの評価基準としており、そのページにアクセスしてきちんと読者は問題を解決できたかをあらゆる方法で探り、評価をしています。
滞在率が長いということはそこに読者にとって価値のある情報が掲載されていた、もしくはそのキーワードで検索する読者にとって情報量が豊富で、読者が時間を惜しまずサイトの滞在に時間をかけるサイトであるとGoogle側が判断するため、評価が上がりやすくなります。
7:読者の質問に対する答えをきちんと出せているか?
これはいうまでもありません。
タイトルや序文で読者ときちんと約束したことを解決してあげて下さい。
これなしでは、SEO的に価値のあるサイトを作ることは難しくなります。
以上がSEO的にリライトする意味と具体的な方法になります。
今回の通りにリライトしていただければ、高確率で検索順位を上げることができるはずです。
もしもリライトしてもある程度の順位からなかなか上がらなかったり、キーワードによっては検索順位で1位を取ることができなかったとしても問題ありません。
なぜなら検索をかける読者にとって1位がいつもいいものであるとは限らないからです。
少なくとも1ページ以内、理想で言えば5位から3位以内に入れば検索流入数は格段に変わってきます。
それらを意識してリライトしていけばあなたの目的は達成できるはずです。
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