私がウェブライティングについて書くのは当分先になると思いますので、手始めに私がこれから語るウェブライティングとは何かについてお話ししていこうと思います。
ウェブライティングの技術を身につけることで、ウェブ上でビジネスを作り出すことができるようになります。
市場規模などによってどれくらいのビジネスになるかは違いますが、汎用性が高く、ウェブライティングのスキルを身につければ、ウェブ上のあらゆる市場で勝負することができるようになります。
目次
★ウェブライティングとは何か?
ウェブライティングとは何か、それを明確にお伝えするのは非常に難しいですが、簡単に言えば、ウェブを意識した書き方のことをウェブライティングと言います。
ウェブライティングには、SEOの知識、コンテンツマーケティングに対する理解、セールスライティングについてのスキルが必要になります。
つまり、ウェブライティングは、SEO、コンテンツマーケティング、セールスライティング、それらの枠組みをつくり、コンテンツをまとめるためのスキルと言えると思います。
▼ウェブライティングはあらゆるものを内包するスキル
ウェブライティングとコンテンツマーケティングは本来違うものですが、ウェブライティングを行うにあたってコンテンツマーケティングの知識も必要になります。
そしてゴールである、コンバージョン(自社の利益)を生み出すためにはセールスライティングのスキルも必要になります。
ウェブ上で多くの人の目に触れるために必要となるSEOに関する深い洞察、それに読者が求めているコンテンツを提供しファンを獲得するコンテンツマーケティングに対する理解、最終的に自社の求めるコンバージョンを獲得するためのセールスライティング、要素の違うこれらを組み合わせたものが、私がいうウェブライティングであるとご理解ください。
▼ウェブライティングは、ウェブで多くの人の目に触れてもらう機会を作り出すスキル
ただし、ウェブライティングはとらえ方によってあらゆるものに変化する非常に曖昧な定義だと思ってください。
ウェブライティングはどちらかというと、Googleのガイドラインを意識して、Googleが評価しやすいようにコンテンツ全体の枠組みを整えて構成する要素に偏った書き方をする傾向があるからです。
ウェブの世界では、様々なライティングスキルを注ぎ込んで、どんなに良質なコンテンツを作成したとしても、多くのケースではGoogleに評価されなければ人の目に触れる機会はないからです。
多くの読者は何か解決したい問題を抱えた時、Googleの検索窓にキーワードを打ち込み、その問題に対する解決方法を導き出そうと働きかけるからです。
ということは、Googleで検索した際に、検索した読者の目の触れやすい位置にあなたのウェブページが表示されている必要があります。
そして、検索した際にページが上位に表示されるためには「SEO(検索エンジン最適化)の知識が必要になり、Googleの定めるガイドラインに則って、ウェブ上にページを構築していく方法論が必要になります。
SEOを意識した書き方をすることで、検索エンジンの上位に表示されやすくなり、その情報を探している多くの人の目に触れられるようになるからです。
そういう意味では、コンテンツをGoogleが評価しやすい枠組みをつくる書き方のことをウェブライティングと呼ぶとらえ方もできます。
▼ウェブライティングは、ウェブであなたのファンを獲得するためのスキル
今お話ししたように、どんなに役に立つコンテンツを作成していても、残念ながらSEOを意識した書き方をしない限り、検索エンジンの上位に表示されることはありません。
しかしそれだけでは不十分です。
例えコンテンツが上位に表示されたとしても、読者の求めるコンテンツではなかった場合、Googleのアルゴリズム(検索順位の評価システム)により検索順位は大きく変動してしまい、検索圏外に飛ばされてしまうからです。
だからこそ、検索してあなたのサイトやページに訪問する読者のことを第一に考えてページを作成する必要があります。
つまり読者の期待に応える必要があります。
そのプロセスで必要になるのがコンテンツマーケティングの知識です。
コンテンツマーケティングとは何かをここで論じるのは避けますが、コンテンツマーケティングの第一人者であるJoe Pulizziの著書「エピック・コンテンツマーケティング」によると下記のように定義されています。
コンテンツマーケティングとは、コンテンツを制作・配信することによって、明確に定義・認識されたターゲット・オーディエンスを引き寄せ、獲得し、エンゲージメントを作り出すためのマーケティングおよびビジネス手法を指す。その目的は、収益につながる顧客の行動の促進である。
Joe Pulizzi
かいつまんで言えば、コンテンツを届けたい相手にしっかりと届け、コンテンツによって関心を引き寄せて、最終的に自社の収益につながる行動を取ってもらうマーケティング手法がコンテンツマーケティングということです。
読者の役に立つコンテンツを作成し、しっかりと読者に届けることで自社または個人に興味関心を抱いてもらい、最終的に自社の利益を獲得する一連のプロセスがコンテンツマーケティングです。
ここまでで、狭い意味でのウェブライティングによってGoogleに対して評価されやすいコンテンツを作成し、コンテンツマーケティングによって、読者の役に立つ記事を作成したということになります。
・狭い意味でのウェブライティング=Googleに評価されやすいコンテンツ作成スキル
・コンテンツマーケティング=読者の役に立つ記事
しかし、それだけではビジネスを成り立たせることはできません。
最後にあなたに利益をもたらすセールススキル、つまりセールスライティングが必要になります。
▼ウェブライティングは、ウェブであなたの利益を獲得するためのスキル
ウェブライティングによってGoogleに評価されるコンテンツを作成した、コンテンツマーケティングによって読者の求めるコンテンツを作成した、そして最終的に、あなたの利益を獲得するためのセールスライティングのスキルが必要になります。
コンテンツを提供するあなたに取って最終的なゴールがコンバージョンです。
そしてコンバージョンを得るためにはセールスライティングのスキルが必要になります。
ただしセールスと名前がついているものの、読者にとってもっとゆるやかな意思決定を促すものだと考えてください。
コンテンツマーケティングによってあなたのファンを獲得しているのならば、余計なセールスは必要なく、読者は自然とあなたに利益をもたらしてくれるからです。
常に意思決定の判断は読者に委ねられており、読者の行動を促進させるものだと考えていただけたらと思います。
そのような意味ではコンテンツマーケティングの要素も含み持っており、セールスとはいうものの、コンテンツマーケティングに偏っているととらえることもできます。
★ウェブライティングは3つの要素が複雑に絡み合っている
私がイメージするウェブライティングのイメージは下記の通りです。
重なり合う3つの円を描いていただいて、その中心に交わる部分。それが私のいうウェブライティングだと思ってください。
重なりあうそれぞれの円の1つは狭い意味での「ウェブライティング」、そして「コンテンツマーケティング」、最後に「セールスライティング」です。
この3つの要素が重なり合った部分こそが、本質的な意味での「ウェブライティング」ということになります。
▼それぞれの要素同士はコンテンツによって偏向する傾向にある
本質的な意味での「ウェブライティング」は、中央の円の中で、時と場合によって様々な方向に偏っていきます。
作成するコンテンツによっては「コンテンツマーケティング」の要素が強いコンテンツもあるでしょうし、よりセールス色が強い「セールスライティング」に偏向することもあります。
もちろん、多くの読者の目に触れる機会を増やすための狭い意味での「ウェブライティング」に偏向するケースもあります。
私がいうウェブライティングとは、そうしたあやふやな要素の集合体のようなものだと捉えてください。
★まとめ
今回は私がこれからお話しするウェブライティングの定義についてお話ししました。
「1章」ではなく「0章」のようなものです。
ウェブ上で何かを生み出し、多くの人に触れる機会を増やすためには、ウェブライティングのスキルは必須となります。
いや、「ウェブ」とはついていますが、ウェブ上に限らずオフラインでのビジネスの現場でもウェブライティングのスキルは必要になるでしょう。
私が本格的にウェブライティングについてお話しする機会を設けるのは、まだまだ先になりそうですが、今回書いた記事で、ウェブライティングとはどのようなものなのかをご理解いただけると幸いです。
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