誰しも経験があると思いますが、勉強をしだすと途端に結果が出せなくなることがあります。
おそらく、それは今までなんとなく感覚に頼っていたものに「知識」が組み合わさることで勝手に複雑化してしまい、物事を素直なめで見ることができなくなってしまうことから起きるのだと思います。
だから、現場レベルで仕事を見た場合、一概に勉強することが良しとは私は思わないのです。
そして私がSEOは勉強してはならないと言う所以はそこにこそあります。
SEOは勉強する必要はない
SEOは勉強すればするほどわからなくなります。
一昔前のSEOならば、あるいは勉強すればある程度の結果を残すことができたかもしれません。
ただ、2021年現在のSEOは勉強すればするほどわからなくなっていくと思います。
何せ、複雑すぎるのです。
そして勉強し始めてしまうと情報量が多過ぎて、どれが「本当」でどれが「嘘」なのかがわからなくなります。
その複雑さに頭がついて来れなくなってしまうのです。
SEOについての情報もどんどんアップデートされていっていますから、昨日「よし」とされていたことが、今日は「なし」になったりします。
だからSEOを学ぶにあたっては、実際に現場に身を置き、実際にやりながら経験を積み、その時々の状況に合わせて知らないことは補いながら仕事を進めていった方がいいと思います。
つまり必ずしも勉強をしないことを「よし」とするのではなく、やりながら実体験を通して必要なことを覚えていくと言った形が今の時代一番良いと考えています。
どんなことも「知識」や「経験」を通して学ぶこと、勉強をして覚えることは必要ですから。
ただ生半可に勉強してしまうと、「知識」と「経験」のバランスが保てなくなり簡単なことを複雑に見たりシンプルな感覚を失ってしまうことがあるので気を付ける必要はあると思います。
現在のSEOはシンプルに考えることが大事
現在のような移り変わりが激しい検索アルゴリズムが変化している中で、何か大局的に物事をみる場合、複雑なものをシンプルにとらえたり考えたりすることが大事になります。
つまり、今一度、本質を見極め、それに基づいて判断すると言う基本に立ち返る必要があるように思います。
ではSEOの本質はどこにあるのかと言うと、それは
「ユーザーが欲しい情報をきちんとした形で届ける」
と言う部分にあります。
なぜなら、検索エンジンを使うユーザーは、何かを知りたくてGoogleの検索エンジンを使い検索をかけるのであり、それに対しての適切な解(答え)を求めているからです。
SNSなどを使って受動的でいて自動的に流れる情報とは違い、検索エンジンを使うユーザーはユーザー自らの意思で言葉を紡ぎ検索をかけ能動的に情報を求めます。
この点において、いわゆる一般的な広告と違う点であり、その情報がユーザーの役に立つものであればあるほど、あなたのファン(見込み客)になっていく違いがあります。
つまりは現在のSEOは非常にシンプルです。
「ユーザーが欲しい情報を適切な形で伝える」
これがSEOを考えるにあたって大事な考え方で、SEOの基本的な考え方です。
これ以上でも以下でもありません。
SEOで何か迷った場合は、必ずこの基本原則に立ち返るようにして下さい。
そして、
「自分がその情報を検索していたら、こんな情報が欲しい」
そんなコンテンツを作成してください。
決して、この基本を忘れないでください。
これを突き詰めていくことで、オリジナリティーの高いコンテンツが生まれてきますし、自然とGoogleやユーザーと親和性の高いコンテンツになります。
もちろん、私自身もそうしています。
SEOについていたるとことで技術的で小難しいことが言われていますが、なんだかんだ言っても全てはそこに帰結するものだと考えてください。
物事を素直にみる
SEOに限った話ではないかもしれませんが、勉強し始めると、素直に物事を見れなくなります。
そして素直に物事を見ることができなくなると、一定の確率でその複雑さの中にある迷路・迷宮に迷い込んでしまいます。
知識が増えることで、当初あった素直な「め」で物事を見られなくなり、自らの手で勝手に複雑にしていってしまうのです。
SEOについてちょっと検索してみると、あらゆるところで専門的なような言葉で小難しく語られていますが、結局検索エンジンは「ユーザーが欲しい情報を探し出すために使う道具」に過ぎません。
本質を見た場合、この原理原則は変わりません。
そしてGoogleは定期的にアップデートを行なっていますが、全ては「ユーザーが求めている答えを適切な形で返す」検索結果になるように働きかけています。
これが「筋」であり、Googleの検索エンジンが進むべき方向性なわけです。
ですから、そこに照準を合わせてコンテンツを作成していく必要があります。
「物事の筋を知り、原理原則に従い、物事をシンプルに捉える」
これはSEOだけではなく、他のあらゆる物事にも通じうる考え方のように思います。
「ユーザーが探している情報を適切な形で届ける」ことがSEO
例えば商売の基本は「安く仕入れて高く売る」これにつきます。
そしてこれが商売をする上での原理原則となり、ものすごく大雑把に解釈すれば、これに従っている限り「損」をすることはありません。
これが勉強し始めると、いろいろな情報を得てしまい、自分なりの独自の判断基準を用いるようになり、この原理原則からズレていってしまいます。
特にSEOでは勉強するとそうなりがちです(少なくとも、まわりを見ているとそう思います)。
勉強することにより知識が複雑になり、知識が邪魔をし、物事を素直に、そしてシンプルに捉えることができなくなってしまうのです。
結局は
「ユーザーが探している情報を適切な形で届ける」
これがSEOであり、全てはそこに帰結するものと思ってください。
そしてこれがSEOの「骨」です。
その他のあらゆる情報は、技術の問題であり、センスの問題に過ぎないと捉えると非常にシンプルに物事を見ることができると思います。
Googleとユーザー、両者に親和性の高いコンテンツとなりうるかは情報をいかに処理するのか、表現やセンス、それに技術の問題にもなり細かい違いは生まれますが、基本はユーザーが探している情報を適切な形で届けることがSEOだと捉えるとSEOを理解しやすくなるかと思います。
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