iPhoneの位置情報で「あなたの行動履歴」を確認したり削除する方法

あまり知られていませんが、あなたのiPhoneは設定をオフにしない限り位置情報を取得し続け、行動履歴を端末に残し保存しつづけています。

テレビのニュースなどで、特定の地域の週末の人が増えたり減ったりと聞くことが多いかと思いますが、これは端末に搭載されている位置情報からどれくらい人が増えたのか減ったのかを拾い統計をとって表示しています。

「位置情報」という言葉自体はよく聞きますし、何となくiPhoneに位置情報があること自体は知っていたけれども、それがどのようなものなのかは知らず、深く考えていなかったという方も多いのではないでしょうか。

しかし、位置情報は便利な反面、あなたの自宅や職場を知られてしまう恐れがあるなどトラブルに発展する危険性もはらんでいます。

今回はそんな位置情報について、位置情報機能の使い方をはじめ、利用する上で注意したほうが良い点、メリットとデメリットなどの記事をまとめてお届けしていきます。

 

※最近ではドラマ「天国と地獄」で「位置情報」の綾瀬はるか演じる望月彩子と高橋一生演じる日高陽斗の会話の中で位置情報取得サービスの話題が取り扱われており、その存在が広く一般に知られ、この機能の注目度が上がったように思います。

iPhoneの位置情報は個人を特定しているわけではないので、普段使う上では特に気にしなくてもいいかと思いますが、常に監視されているようで何だか気持ち悪いと思っている方も多いはずです。

今回は、位置情報サービスについて詳しく解説し、理解することで必要に応じてオンとオフをする方法をお伝えしていきます。

★そもそもiPhoneの位置情報機能って何?

位置情報機能とはiPhoneに搭載されたGPSにより、そのiPhoneがある場所を特定できる機能のことを言います。

位置情報機能をオンにすると、現在iPhoneがある位置を確認できるようになりますが、同時に行動履歴も保存されるので、いつどの場所にどれくらいの時間滞在していたかなどの情報も自動的に保存され、後からどの場所にどれくらいの時間滞在したのかなどを簡単に調べることが出来ます。

位置情報機能をオンにした場合、Googleマップなどの地図アプリを使用した際に自分のいる位置を把握できたり、写真をとると写真をとった場所がどこなのかを緯度経度で写真と紐付けて記録できるようになるので、該当する写真の場所がどこでとったのか分からなくなってしまう心配もなくなり写真の管理も簡単になります。

またこの後にお話ししますが、位置情報機能は家族や友達など特定の相手と共有することもでき、今、どこに友達や家族がいるのかを簡単に確認できたり、位置情報を共有すれば相手の行動を追うことができるようになります。

★iPhoneの位置情報機能のオン・オフを確認する方法

iPhoneの位置情報のオン・オフは「設定」画面から確認できます。

【iPhoneで位置情報機能のオン・オフを確認する画面の出し方】

「設定」>「プライバシー」

以上の操作で「位置情報サービス」のオン・オフを確認できます。

iPhoneでは、デフォルト(初期設定)では、位置情報が「オン」に設定されています。

★iPhoneの位置情報サービスのオン・オフを切り替える方法

iPhoneで位置情報サービスのオン・オフの切り替えは下記の操作で簡単に出来ます。

【iPhoneで位置情報機能のオン・オフを切り替える画面の出し方】

「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」

以上の操作で「位置情報サービス」設定画面に入ったら、「位置情報サービス」タブをタップすれば簡単に位置情報機能のオン・オフを切り替えることが出来ます。

ただし、この方法で「位置情報サービス」を切り替えてしまうと、iPhone内の全てのアプリで「位置情報サービス」が一斉にオフになってしまいます。

Googleマップアプリやゲームで「位置情報機能」を日頃から使っている人も多いと思いますが、この方法だと大元の接続を切ってしまう形になるのでiPhone内の全てのアプリが連動し「位置情報機能」が一斉にオフになってしまいます。

それが困るという場合は、アプリごとに位置情報機能をオン・オフにし管理する必要があります。

また大元の接続を切ってしまうと、iPhoneをなくしたとき便利な「iPhoneを探す」機能もオフになってしまいますので「位置情報サービス」の取り扱いには注意が必要になります。

★アプリごとに位置情報機能のオンとオフを切り替える方法

アプリごとに位置情報を管理し設定するためには下記の操作で切り替えることが出来ます。

【iPhoneでアプリごとに位置情報機能のオン・オフを切り替える画面の出し方】

「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」>「個別のアプリ」

「位置情報サービス」の画面を表示させたら、下にスクロールしていくとアプリが表示され、それぞれのアプリをタップすることでアプリごとに位置情報機能を設定できます。

アプリをタップすると「なし」「次回確認」「このappの使用中のみ許可」「常に」と4つの表示が出てきますので、位置情報機能を個別に管理したい場合は、上記の方法でアプリごとに設定を行ってください。

なお「なし」「次回確認」「このAppの使用中のみ許可」「常に」それぞれの表記の意味は下記の通りです。

 

・「なし」:位置情報利用サービスを利用しない設定になります。

・「次回確認」」アプリを開くたびに位置情報サービスの利用を許可するのか確認画面が出てきます。許可をするかどうかの切り替えはアプリを開くごとに設定を切り替えることが出来ます。

・「このapp使用中のみ許可」:アプリを利用している時のみ、位置情報サービスを利用することを許可します。

・「常に」:アプリを開いている時も閉じている時も「常に」位置情報サービスの利用を許可することを意味します。

★家族と位置情報を共有する方法

家族と位置情報を共有すれば、旅行先などで別行動をしていていも家族がどこにいるのかを瞬時に確認できるようになります。

また家族間で位置情報共有することで、家族がiPhoneやApple Watchなどの端末を落としてしまった場合も、家族の端末から場所を特定し見つけ出すことができるようになります。

【家族と位置情報を共有する操作画面の出し方】

「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」>「位置情報を共有」

ファミリー設定をしている場合、位置情報を共有するかどうかは各自で決めることが出来ます。

位置情報を共有する画面を操作するには、上記の「位置情報の共有」の操作画面で「位置情報を共有タブ」をタップしオンにしてください。

ファミリーの項目に位置情報を共有する家族が表示されます。

家族間で個別で位置情報の共有を解除したい場合は、位置情報の共有を解除したい相手の名前をタップし、「自分の位置情報の共有を停止」をタップすれば位置情報の共有を個別で解除することが出来ます。

>>>家族と位置情報を共有する – Apple サポート

なお、「ファミリー」として位置情報を共有するためには「ファミリー共有設定」が必要になります。

ファミリー共有設定については下記リンク先のアップル公式ページに詳しく載っていますので確認の上設定してください。

>>>ファミリー共有を設定する – Apple サポート

なお「位置情報の共有」は期間を設定することが出来「1時間」「明け方まで」「無制限」の中から選択することが出来ます。

ここで共有した情報は、iPhoneの「探す」アプリを起動すると相手の端末がある位置が表示され、今家族がどこにいるのかを確認できるようになります。

★友達(家族以外)と位置情報を共有する方法

位置情報を共有することで、相手が指定した場所にきちんと到着できたのかや待ち合わせ場所に向かっているのかなどを確認することが出来ます。

家族と位置情報を共有する方法では「ファミリー共有設定」が必要でしたが、「ファミリー共有設定」をしていなくても以下の方法を使えば家族でなくても位置情報を共有することが出来ます。

【友達(家族以外)と位置情報を共有する2つの方法】

1:「メッセージアプリ」>「スレッド上部の相手の名前」>「情報」>「位置情報を共有」または「現在地を送信」

2:「探すアプリ」>「位置情報の共有を開始」>「宛先の入力」

「1」の方法では、位置情報を共有したい相手とメッセージスレッドでメッセージのやり取りをすることが前提となりますが、iPhoneのメッセージアプリを開き、共有したい相手の名前をタップし、さらに表示されたスレッド上部の相手の名前をタップ、「情報アイコン」をタップすると、「現在地を送信」または「位置情報を共有」の画面が出てきます。

「2」の方法では「探す」アプリを起動し左下に表示されている「人を探す」アイコンに表示を合わせた上で「位置情報の共有を開始」をタップ、「宛先」に位置情報を共有したい相手の「メールアドレス」または「電話番号」を入力し位置情報を共有したい相手を選びます。

いずれの場合も相手にメッセージとともに情報が送信され相手のiPhoneに通知されますので、相手が「許可」をすれば相手の位置情報を知ることができるようになります。

なお、自分と相手の位置情報は「探す」アプリを起動後のマップ上に表示されます。

▼家族や友達の位置情報を受け入れる方法

位置情報を共有したい相手を選ぶと、共有したい相手に「通知」が届きます。

通知を受け取った相手が、通知をタップすると「探す」アプリが起動し「自分の位置情報を共有」する画面が開きます。

その画面で「1時間」「明け方まで」「無制限」「共有しない」の中から共有したい期間を選択すれば、通知を送ってきた相手とお互いに位置情報を共有できるようになります。

▼位置情報を共有した相手が特定の場所に「到着」または「出発」した際に知らせてもらう方法

位置情報を共有したい相手が特定の場所に「到着」した際や、「出発」した際に「通知」を受け取ることも出来ます。

【「通知」を受け取る操作画面の出し方】

1:「探すアプリ」>「メンバーの名前をタップ」>「通知」

上記の操作画面で、相手の名前が表示されたら位置情報の通知を受け取りたい相手の名前をタップします。

そのあと、下にスクロールし、「通知」欄の「追加」を選び「自分に通知」をタップ、「位置情報に基づく通知」の項目で相手が「到着時」「出発時」のいずれか受け取りたい通知をタップし選択してください。

最後に右上の「追加」をタップし設定を完了させれば通知設定が完了します。

通知を受け取る際に通知を受け取る回数を「通知の送信」欄内の「1回だけ」「毎回」のどちらかから選択することもできます。

▼位置情報を共有した相手に自分が特定の場所に「到着」または「出発」した際に知らせる方法

先ほどとは逆に、位置情報を共有したい相手に自分が特定の場所に「到着」した際や、「出発」した際に知らせることもできます。

【「通知」を知らせる操作画面の出し方】

1:「探すアプリ」>「メンバーの名前をタップ」>「通知」

先ほどと同じ操作画面で、相手の名前が表示されたら位置情報の通知を受け取りたい相手の名前をタップします。

そのあと、下にスクロールし、「通知」欄の「追加」を選び「○○さんに通知」をタップ、その後同様の手順で操作をすれば、自分が特定の場所に「到着」または「出発」した際に相手に通知を送り知らせることが出来ます。

★iPhoneで位置情報を誰と共有しているのか確認する方法

また、位置情報を誰と(どの端末)と共有しているのかは下記の方法で確認できます。

【位置情報を共有している相手を確認する画面の出し方】

「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」>「位置情報を共有」

「位置情報を共有」のオン、オフを切り替える画面の一番下の画面で位置情報を共有している相手を確認することが出来ます。

「位置情報を共有」設定画面の一番下の画面に名前が表示されていれば、あなたの位置情報はその相手と共有しているということになります。

誰とも共有していない場合は「あなたの位置情報を見られる人の名前がここに表示されます。」と画面に表示されます。

★位置情報を共有している相手の現在地を探したり経路を表示する方法

位置情報を共有している相手であれば、相手の現在地を以下の手順で知ることが出来ます。

【位置情報から相手の現在地までの経路を表示する方法】

「探すアプリ」>「相手の名前をタップ」>「経路」

「探す」アプリを起動し、相手の名前をタップ、その後表示される「経路」をタップするとマップが開き、相手の現在地までの経路を表示してくれます。

★位置情報の共有をやめる(解除する)方法

位置情報の共有は下記の方法でやめる(解除)ことが出来ます。

【位置情報の共有をやめる(解除する)画面の出し方】

1:「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」>「位置情報を共有」

2:「探すアプリ」>「人を探す」>「一覧から位置情報の共有をやめたい相手をタップ」

「1」の方法では「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」から入り「位置情報を共有」をタップすると上部に「探す」と書かれた画面に遷移します。

その画面で特定の人との共有をやめるか、画面に表示された全ての相手との位置情報の共有をやめるのかを選択することが出来ます。

「2」の方法では、「探す」アプリを起動し、左下の「人を探す」アイコンをタップし表示を合わせ、その後、位置情報の共有を解除したい相手をタップし選択し画面を開いてください。

▼1人との位置情報の共有をやめる方法

特定の1人との位置情報の共有をやめたい場合は、下記の方法で解除してください。

【1人との位置情報の共有をやめる(解除する)画面の出し方】

1:「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」>「位置情報を共有」>「位置情報の共有をやめたい相手」をタップ>「自分の位置情報の共有を停止」

2:「探すアプリ」>「人を探す」>「位置情報の共有をやめたい相手をタップ」>「自分の位置情報の共有を停止をタップ」

「1」の方法では、「位置情報を共有(探す)」の画面の下にスクロールしていくと現在誰と位置情報を共有しているのかが一覧で表示されています。

「1」の画面から位置情報の共有を解除したい場合は、位置情報の共有をやめたい相手をタップしてください。

さらに「自分の位置情報の共有を停止」をタップすれば特定の1人との位置情報の共有を解除することが出来ます。

位置情報の共有を停止したら、きちんと停止されているのかを画面上で確認してください。

先ほどまで名前が表示されていた場所に位置情報の共有をやめたい相手の名前が表示されていなければ無事解除されています。

「2」の方法では「探す」アプリを起動し、左下の「人を探す」アイコンをタップ、さらに一覧で表示されている名前の中から位置情報の共有をやめたい相手の名前をタップ、最後に「自分の位置情報の共有を停止」をタップしてください。

上記の操作を行うと相手があなたの位置情報を確認することが出来なくなります。

▼全ての人との位置情報の共有をやめる方法

すべての人との位置情報の共有をやめたい場合は、下記の方法で設定することが出来ます。

【すべての人との位置情報の共有をやめる(解除する)画面の出し方】

「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」>「位置情報を共有(探す)」>「位置情報を共有タブをOFF」

すべての人との位置情報の共有を一斉にやめたい場合は「位置情報を共有(探す)」画面内の「位置情報の共有」タブをタップします。

すると現在位置情報を共有しているすべての人との「位置情報の共有」を一斉に解除することが出来ます。

★利用頻度の高い位置情報を確認する方法【スポット】

すでにiPhoneに記録されている利用頻度の高い場所の位置情報を確認したり消去するには下記の方法で行うことが出来ます。

【利用頻度の高い位置情報を確認する画面の出し方】

「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」>「システムサービス」>「利用頻度の高い場所」

「利用頻度の高い場所」に記録されているのは頻繁に滞在していたり長く滞在している場所の位置情報になります。

つまり、多くの場合は「自宅」もしくは「職場」に該当する場所になります。

飲食店など、所定の場所に一定期間滞在した場所も「利用頻度の高い場所」に位置情報として記録されるので、気になる方は「利用頻度の高い場所」をタップし利用頻度の高い場所の設定をオフにしておくといいでしょう。

 

※ただし「利用頻度の高い場所」を閲覧するには「パスワードの入力」や「指紋認証」「FaceID」などのロック解除が必要になります。また「利用頻度の高い場所」の設定をオフにしているのに何故か「履歴」が残っている場合があります。この原因については私はわかりません。

 

「利用頻度の高い場所」はiPhoneに登録されている登録情報から「自分の場所」「履歴」の2つの表示方法があります。

自分の場所は端末に登録されている電話番号や住所の情報などから「自宅」が自動的に検出され表示されます。

「自分の場所」がどのように記録されているのか、確認したい場合は「自宅」をタップしてください。

また「履歴」には頻繁に訪れる場所などの行動履歴が記録されています。

★すでにiPhoneに記録されている位置情報の行動履歴を消す方法【スポット】

また、すでに記録されている位置情報は下記の方法で確認したり削除したりすることが出来ます。

【利用頻度の高い位置情報を確認したり消去する画面の出し方】

「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」>「システムサービス」>「利用頻度の高い場所」>「履歴の消去」

すでに記録されている自宅や職場などの記録を消去をするには「利用頻度の高い場所」を開いてから、下の方にスクロールをしていくと青文字で「履歴の消去」とあるのでタップすると利用頻度の高い場所の情報を消去をすることが出来ます。

個別で消去したい場合は、消したい履歴をタップし、右上の「編集」消去したい地点の横に表示される「−」をタップしてください。

※私の端末だけなのかもしれませんが「履歴」は、「利用頻度の高い場所」の位置情報をオフにしても記録されていることがあります。もしも心配な場合は、定期的に画面を開いて位置情報の履歴を確認し、人に知られたくない情報は削除しておくことをお勧めします。

★移動した経路の行動履歴を確認する方法

Googleマップを使うと移動した経路をタイムラインとして確認することが出来ます。

グーグルマップの設定を「常に許可」にしている場合は、以下の操作で過去の行動履歴を確認することが出来ます。

【移動した経路の行動履歴を確認する画面の出し方】

「Googleマップ」>「アカウント」>「タイムライン」

アカウントはGoogleマップを開いてから右上の「アカウントアイコン(プロフィール写真)」をタップすることで表示することが出来ます。

「アカウント」を開いたらその中から「タイムライン」をタップすると過去に移動した履歴(行動履歴)を確認することが出来ます。

ただし、過去に移動した行動履歴を確認するには「Googleマップ」の設定を「常に許可」にしておく必要があります。

▼特定の日に移動した経路(行動履歴)を確認する方法

また「タイムライン」を画面に表示した後、右上に表示されている「カレンダーのアイコン」をタップすると、カレンダーが表示され、日付をタップすると「特定の日の移動履歴(行動履歴)」を確認することが出来ます。

★移動した経路の行動履歴(タイムライン)を消去する方法

移動した経路の消去(タイムライン)は下記の方法で行うことが出来ます。

【移動した経路の行動履歴(タイムライン)を消去する画面の出し方】

「Googleマップ」>「アカウント」>「タイムライン」>「カレンダー」

ただし一度消去してしまうと、後で元に戻すこと(復元)は出来ませんので注意してください。

▼特定の日の行動履歴を消去する方法

特定の日の行動履歴は下記の方法で消去することが出来ます。

【特定の日に行動した行動履歴を消去する画面の出し方】

「Googleマップ」>「アカウント」>「タイムライン」>「カレンダー」>「その他」>「1日分を全て削除」

特定の日の行動履歴を消去したい場合は「カレンダー」を開き履歴を削除したい日をタップし削除する日を選択してください。

その上で右上に表示されている「…(その他アイコン)」をタップし、「1日分を全て削除」をタップします。

▼指定した期間の行動履歴を消去する方法

指定した期間の行動履歴は下記の方法で削除することが出来ます。

【指定した期間の行動履歴を消去する画面の出し方】

「Googleマップ」>「アカウント」>「タイムライン」>「「その他」>「設定」>「指定期間のロケーション履歴の削除」

「Googleマップ」のアプリを開き、右上に表示されているアカウント(プロフィール写真)をタップ、画面が遷移したら、さらに右上に表示されている「…(その他)」、「設定」と進み、画面下までスクロールしてください。

「指定期間のロケーション履歴の削除」という文字が表示されたら画面をタップし、削除したい期間のはじまり「開始」から終わり「終了」までの期間を指定します。

最後に右上の「削除」を押すと指定期間の行動履歴を削除することが出来ます。

▼全ての日の行動履歴を消去する方法

期間を指定するのではなく、iPhoneに記録された全ての日の行動履歴は下記の方法で一気に削除することが出来ます。

【記録されているすべての行動履歴を一斉に消去する画面の出し方】

「Googleマップ」>「アカウント」>「タイムライン」>「「その他」>「設定」>「ロケーション履歴をすべて削除」

「指定期間のロケーション履歴の削除」と同様の画面内に「ロケーション履歴をすべて削除」とありますので、タップすると「すべてのロケーション履歴を完全に削除しますか?」と注意喚起の画面が表示されますので「理解した上で削除します」をタップしチェックマークをつけた上で「削除」をタップすると過去の全ての行動履歴を削除することが出来ます。

▼一定の期間外の行動履歴を自動的に消去する方法

また一定期間だけ行動履歴を記録し、期間が終わったら自動的に行動履歴を削除することもできます。

【一定期間内の行動履歴を自動的に消去する設定をする画面の出し方】

「Googleマップ」>「アカウント」>「タイムライン」>「「その他」>「設定」>「ロケーション履歴の自動削除」

「ロケーション履歴をすべて削除」の一つ下に「ロケーション履歴の自動削除」が表示されていますのでタップしてください。

「ロケーション履歴の自動削除オプションの選択」画面に遷移しますので「3ヶ月」「18ヶ月」「36ヶ月」の中から期間を選択します。

またここで設定した期間内であっても手動の操作で行動履歴は削除することが出来ます。

※写真に記録されている位置情報を消去する方法については下記リンク先の記事にまとめておりますので参考にしてください。

>>>スマホで撮った写真の位置情報から住所の特定を防ぐための位置情報の削除の仕方

★位置情報を利用する上での注意点

位置情報は便利な反面、悪用されると、あなた個人の情報が漏れてしまうリスクもはらんでいます。

次に紹介する位置情報を利用する上でのメリットとデメリットを理解した上で位置情報機能を使うようにしてください。

★位置情報機能を使うメリット

位置情報機能を使うメリットには下記のようなことがあげられます。

【位置情報機能を使うメリット】

1:アプリで位置情報を使ったサービスが使える
2:「探す」機能としてアプリが使える
3:写真に位置情報を記録できる

▼位置情報機能のメリット1:アプリで位置情報を使ったサービスが使える

iPhoneに限らずスマートフォンなどのデバイスに搭載されている位置情報機能はGoogleマップなどの地図アプリで自分の場所を示してくれます。

厳密には端末がある場所ということになりますが、これにより例えば旅行先で家族間で位置情報を共有し、迷子になるのを防ぐことができます。

アプリによっては位置情報を共有している相手までの経路を示すこともできるので、知らない土地で迷子になってしまっても経路を確認し合流することが出来ます。

また、友達などと待ち合わせる際に、位置情報を共有している仲間うちで、今自分がどこに誰といるのかを確認できるようになります。

さらに位置情報機能を使えば、「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」などのゲームアプリでも楽しむことができるようになります。

▼位置情報機能のメリット2:「探す」機能としてアプリが使える

iPhoneを紛失してしまった場合、位置情報機能の「探す」アプリを使えば落としたiPhoneがある場所を探すことが出来ます。

盗難に遭ってしまった際や、どこにおき忘れてしまったのかわからないと言った場合でも、「探す」機能を使えば位置情報によって現在位置を確認することができるのでiPhoneやApple Watchなどを探し発見することが出来ます。

※紛失したiPhoneを「探す」機能で探すには、MacやiPadなどの別のデバイスが必要になります。ただしファミリー共有をしていれば、家族のiPhoneから紛失したiPhoneの場所を探すことが出来ます。

▼位置情報機能のメリット3:写真に位置情報を記録できる

写真に位置情報を記録しておくことで、その写真がどこで撮影されたのかがわかるようになります。

iPhoneのカメラは設定によって撮影時に撮影した場所の位置情報を緯度経度から場所の情報と結びつけて、そのまま記録することが出来ます。

写真と一緒に位置情報を記録しておけば、あとで写真を見返した時に、「この写真はどこで撮影したのだろう」といったことがなくなりより思い出深い一枚になります。

※ただし撮影した位置情報は、端末の操作で消去することが出来ません。撮影した場所の位置情報を消去できるアプリを使って操作する必要があります。

★位置情報機能を使うデメリット

位置情報機能を使うデメリットは下記の通りです。

【位置情報機能を使うデメリット】

1:写真から位置情報が漏れるリスクがある
2:悪意を持った人に自宅の場所が特定される恐れがある
3:行動記録からトラブルに発展する恐れがある

▼位置情報機能のデメリット1:写真から位置情報が漏れるリスクがある

位置情報を記録すると、撮影した場所の位置情報から撮影場所が漏れるリスクがあります。

またいったん記録された撮影場所はiPhoneのデフォルトの機能で消去することはできず、位置情報消去のために別のアプリを利用する必要があります。

▼位置情報機能のデメリット2:悪意を持った人に自宅の場所が特定される恐れがある

端末に残されている「利用頻度の高い場所」などの位置情報は、端末のロックを解除するパスワードが分かっていれば誰でも簡単に閲覧することが出来ます。

そのため、悪意を持った人に自宅や職場、よく滞在する場所の情報を特定されてしまう恐れがありますので注意が必要となります。

うかつにパスワードを口にしてしまったり、端末を家や会社に忘れてしまい、その中の情報をいち早く確認したいがために他の端末から近くにいる第三者に連絡をしロック解除のためのパスワードを言ってしまうなどして第三者に情報が入ってしまうと、端末の情報が丸裸になってしまいますので取り扱いには注意してください。

また、上記に限らず何かしらの方法でセキュリティを突破されてしまった場合、あなたの個人情報はその相手に筒抜けとなってしまいます。

▼位置情報機能のデメリット3:行動記録からトラブルに発展する恐れがある

位置情報では行動履歴や特定の日に行った移動経路も記録できますが、行動記録を調べられることにより相手との関係を悪くしてしまい、トラブルに発展する恐れがあります。

例えばファミリー共有などで知らぬ間に夫婦関で行動履歴を共有していてしまった場合、その行動履歴から全く身に覚えがなかったとしても男女間のトラブルにも発展することがあります。

この「身に覚えがない」情報でも勝手に記録されているので、例えば部下の家に足を運ばなければならない用事ができて、一定時間そこに滞在してしまうと端末に情報が記録され、思わぬ誤解を招いてしまったりします。

そうしたリスクを十分に踏まえて位置情報は管理するようにしてください。

★まとめ

iPhoneをはじめスマートフォンに搭載されている位置情報機能は使い方を間違わなければ非常に便利なものとなります。

しかし、一方で悪用することもできる機能になりますので取り扱いには十分に注意する必要があります。

そのため今回の記事では位置情報がプラスに働く面とマイナスに働く面についても合わせてお伝えしました。

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