前回の記事で、何もしていないのに「noindex」タグが自動的に生成され、Googleからインデックスされなくなってしまう問題に対する1つの解決策をお伝えしました。
>>>ページ内に自動的に「noindex」タグが付与される原因の探り方と対処方法について1つの回答
その記事内でも触れましたが、WordPressでは勝手にコードをいじったり、何も考えずにプラグインを追加したりすると突然画面が真っ白になってしまうエラーが起きることもあります。
いい機会ですので、今回はWordPressの画面が突然真っ白になってしまい、管理画面を操作できなくなった際の問題の対処方法についてお伝えしていきます。
目次
WordPressの画面が真っ白になった際に考えられる2つの原因
WordPressの管理画面(ダッシュボード)が突然真っ白になったり、突然サイトが真っ白になってしまい表示されなくなってしまったとき、おそらく原因となるのは下記の2つです。
【ワードプレスで画面が真っ白になった際に考えられる2つの原因】
1:プラグインの影響によるもの
2:コード変更により起こるもの
1:プラグインの影響によってWordPressの画面が真っ白になった際の対処法
WordPressの画面が真っ白になるケースで一番多いのはこのパターンです。
つまりプラグインがサイト内に何らかの影響を与えてしまい、不具合が起こり画面が真っ白になってしまうケースです。
直前にプラグインをアップデートした際、画面が突然真っ白になってしまい、しばらくたっても戻らない、操作できなくなってしまったとしたらプラグインが原因だと思ってください。
プラグインが原因と考えられる場合はプラグインを無効化すれば画面に入れるようになるのですが、WordPressのプラグインを無効化するためのダッシュボードまでもが真っ白になっているとWordPressの管理画面にさえ入ることができません。
そこでその他の方法でプラグインを無効化する必要があります。
プラグインの影響でWordPressの管理画面が真っ白になり何も操作できない場合の対処法
もしも、WordPressの管理画面さえ真っ白になってしまいダッシュボード上で何も操作ができない状態の場合は、プラグインをフォルダごと削除すれば解決に至るケースがほとんどです。
プラグインをフォルダごと削除するには下記の手順で操作してください。
【WordPressのプラグインをフォルダごと削除する際の手順】
【1】契約しているサーバーの「ファイルマネージャー」にログインする
【2】問題を引き起こしているdomain → public_html → wp-content → pluginsの順に入る
【3】該当プラグインをフォルダごと削除
プラグインが原因の場合は、以上の3ステップで対処すれば画面が真っ白になる問題は解決されると思います。
2:コード変更時にWordPressの画面が真っ白になった際の対処方法
コード変更によって画面が真っ白になるケースは、直前に何かコードをいじっていた際に起きます。
コードをいじっていた際にエラーが起きてしまったケースでは、エラーが起きた箇所を探し出して修正してあげなければなおりません。
コードをいじっていた場合は、おそらくどこをいじった際に不具合が生じたのかがわかるかと思いますので、やはり同じように契約しているサーバーのファイルマネージャーから入り問題を引き起こしている「domain」 → 「public_html」と進んで該当箇所のコードを元に戻してあげてください。
見つけるのは大変困難な作業だと思いますが、わからなければ例えば直前に操作していたコードでファイル内を検索するなどをして特定の箇所を見つけ出します。
WordPressのバージョンが5.2以上の場合はエラー箇所の通知が届きリカバリーモードで対処できる
ただ最近(WordPress5.2)からプラグインやWordPressのテーマが原因で致命的なエラーが発生した場合は、メールで修正箇所をお知らせしてくれるようになっています。
そのためその指示に従い、プラグインを無効化すると今までよりも簡単に対処できます。
WordPressで表示されないような致命的なエラーが引き起こされてしまった場合は、WordPress作成時に登録したメールフォルダを確認して、メールが届いていたらその内容にしたがって対処して下さい。
WordPressのエラー通知の具体例
例えばワードプレス側がエラーを認識したケースでは下記のようなメールが届きます。
こんにちは。
WordPress 5.2から、サイトでプラグインやテーマが致命的なエラーを発生させた場合にそれを検知してこの自動メールでお知らせする機能が追加されました。
今回の場合、WordPress がプラグイン ※※(ここに問題が起きた箇所が表示される)※※ でエラーを捉えました。
まずはじめに、ご自分のサイト (https://(ここにURLが入る)/) を開き、目に見える問題がないか確認してください。次に、エラーが発生したページ (https://ここにURLが入る)) を開き、同様に問題がないか確認してください。
この問題をさらに調査するにはサーバーホストに連絡してみてください。
もしサイトが壊れていてダッシュボードに正常に接続できない場合、WordPress には特別な「リカバリーモード」があります。これによりダッシュボードに安全にログインし、さらに調査をすることができます。
https://(ここにURLが入る)
サイトを安全に保つため、このリンクは 1日 で有効期限が切れます。ですが、心配なく。有効期限後にこのエラーが再度発生すれば新しいリンクをお送りします。
この問題を解決しようとする際、以下の情報を聞かれるかもしれません。
WordPress バーション5.8.1
現在のテーマ: (ここにWordPressで使用している「テーマ」が入る)
現在のプラグイン: (ここに問題を引き起こしている箇所の名前が入る)
PHP バージョン7.4.13エラー詳細
===============
エラータイプ E_ERROR が (ここに該当箇所が入る) ファイルの 111 行目で発生しました。 エラーメッセージ: Uncaught Error: Call to undefined function () in /home/ojasan/(ここにURLが入る).com/public_html/wp-content/plugins/(ここにエラー箇所が入る).php:111
Stack trace:
#0 /home/(ここにドメインが入る)/public_html/wp-settings.php(409): include_once()
#1 /home/(ここにドメインが入る)/public_html/wp-config.php(95): require_once(‘/home/..’)
#2 /home/(ここにドメインが入る)/public_html/wp-load.php(50): require_once(‘/home/…’)
#3 /home/(ここにドメインが入る)/public_html/wp-admin/admin.php(34): require_once(‘/home/…’)
#4 /home/ここにドメインが入る)/public_html/wp-admin/options.php(19): require_once(‘/home/…’)
#5 {main}
thrown
WordPressのバージョンをアップデートした際に画面が真っ白になった場合
また、これ以外にもWordPressを最新のものにバージョンアップした際にもこうしたトラブルは起こることがあります。
WordPressの更新マークがついているからと、何も考えずに最新のバージョンにアップデートしてしまうと、プラグインやテーマがそのバージョンに対応できず、突然ページを読み込めなくなったり、画面が真っ白になったりとエラーを引き起こしてしまうことがあるのです。
もしもWordPressのバージョンアップによって起こった不具合でしたら、直前のバージョンに戻すことで解決されますので直前のバージョンに戻してください。
画面が真っ白になる直前にアップデートしたのであれば、アップデートしたことによって、コードまたはプラグインがサイト内部で問題を引き起こしてしまい画面が真っ白になったとが考えられますので、WordPressのバージョンをアップデート前のものに戻してあげることで問題が解決されます。
戻し方の詳細についてはGoogle検索すればたくさん出てきますのでそれを参考にするといいと思います。
突然WordPressの画面が真っ白になったときは直前にしたことを元に戻してあげる
WordPressの画面が突然読み込めなくなってしまったり、画面が真っ白になった時の対処法は直前に何をしたのかによって対処方法が違いますが、基本的には直前に行ったことを元に戻してあげることで解決されます。
もしもWordPressの画面が突然真っ白になってしまったら、まず深く息を吸い、焦らずに冷静になって粛々と対処してみてください。
また、はじめてWordPressの画面が真っ白になってしまった際は、今まで頑張ってきたデータが飛んでしまったと焦るかもしれませんが、よっぽどのことがない限り今まで作り込んだコンテンツのデータは飛びませんから安心してください。
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