「ホームページを作りたいけど、費用を抑えることはできないかな・・・」
「フリーランスや個人にホームページ制作を依頼すると費用はいくらかかるのだろう」
「ウェブ制作会社に依頼すると費用が高くつくしコストを抑えてホームページ制作したい」
おそらくこの記事に辿り着いたあなたはホームページの製作費を抑える方法を探しているのではないでしょうか。
自社のホームページ制作にかかる費用を抑えたいのであれば、ウェブ制作会社に依頼するよりも「個人」または「フリーランス」に依頼した方がコストを抑えて制作できます。
しかし同時に、個人やフリーランスに依頼するときは注意したいことなどもあります。
そこで今回の記事では、個人やフリーランスにホームページ制作を依頼するときの費用の相場や注意点、また探し方などについて解説していきます。
この記事を読むだけで、個人やフリーランスにホームページ制作の依頼をする際の費用相場はもちろん、依頼時に抑えておきたい注意点や依頼方法、ホームページ制作の外注先の依頼主の探し方に至るまでまるっとわかるようにまとめていきます。
依頼する際に「こうすれば費用を抑えられるよ」などのポイントについても記していきますので、個人やフリーランスに発注依頼をかける際の参考にしてください。
それではいきま〜す!
目次
個人やフリーランスにホームページを作成依頼するときの費用相場
まずは個人やフリーランスにホームページを作成依頼する時の費用相場について見ていきます。
内容や個人、経験や技術力の差など、依頼先によって制作費用にばらつきはありますが、ホームページ制作にかかる相場はおおむね以下の通りです。
内容 | ページ数の目安 | 金額 |
---|---|---|
LPもしくはホームページの一部修正 | 1ページあたり | 〜50,000円 |
簡易的なホームページ(名刺程度) | 5ページ | 50,000〜100,000円 |
一般的なホームページ(パンフレット程度) | 5ページ | 100,000〜300,000円 |
上記+システム開発 上記+SEO対策 | 5ページ以上 | 300,000〜500,000円 |
上記+フルリニューアル 上記+ホームページ以外の制作 | 5ページ以上 | 500,000円〜1,000,000円 |
上記+難易度の高いシステム開発 上記+プラットフォームの構築 | 5ページ以上 | 1,000,000円〜 |
個人やフリーランスにホームページ制作を依頼した場合は、おおむね上記のような相場で制作依頼を請け負っていることが多いです。
ただし各々の経験や技術力によって、この辺りの金額は上下し、高いものですと数百万円かかる個人やフリーランスもいます(ただしその場合は、複雑なシステムを組む必要がある場合や、通常のホームページよりもページ数が多い場合に限ります)。
また、注意したい点は上記のホームページ制作にかかる費用には、ロゴ、テキスト、画像といった素材にかかる費用は含まれていないということです。
一般的にはロゴ、テキスト、画像などの素材は自社で用意し、個人やフリーランス、ウェブ制作会社に依頼することになります(つまり素材は自前で用意し、箱だけを作ってもらうイメージです。家を作ってもらうイメージです。なかに設置する家具は別途自前で用意する必要があるのです)。
ホームページの掲載に必要な素材から依頼する場合は、上記の金額にプラスして追加費用が発生することが基本ですので注意してください。
5万円以下で依頼できる1ページのホームページって?
俗にいうLPもしくは単ページでのWebページ制作のことで、1ページのみの構成のため費用を抑えることができ大体5万円ほどで作ることができます(簡単なものに限る)。
ただし、あくまでページとして再構成する際の費用になり、LPに含まれるテキスト、画像などは別料金となることが一般的です。
デザインに凝ったものや、LPの企画から依頼した場合、1ページでも1,000,000円を超える制作費用がかかるものもあります(この辺りは経験や技術力の差だと思ってください)
【個人・フリーランス】5万円〜10万円で制作できるホームページはどんなもの?
5ページ程度で簡単に「自社のことを知ってもらう」ためのホームページだと思ってください。
内容の構成や内訳は以下の通りです。
1:トップページ
2:事業内容紹介
3:会社概要
4:お問合せフォーム
5:個人情報保護方針
個人やフリーランスに依頼するケースで5万円〜10万円程度の予算感で作成されるホームページは、本当にホームページとして最低限の情報が盛り込まれたホームページだと思ってください。
正直、これだけですとちょっとした会社紹介の域を出ない、側から見て頼りないページが出来上がります。
デザインもあまり良くありません。
本当に費用をおさえて、とりあえずのページを制作する必要がある。ホームページの機能として最低限の機能だけでいい・・・そのようにお考えの場合は、個人もしくはフリーランスに依頼する場合ですと50,000円〜100,000円程度の予算感で考えて制作依頼をすると良いともいます。
ちなみに比較対象としてウェブ制作会社に依頼した場合は、これよりも少ない1~3ページ程度の簡易的なホームページ(一般的にはトップページ、会社概要、お問合せフォームの3つ)であっても100,000円〜400,000円程度の費用がかかります。
【個人・フリーランス】10万円〜30万円で制作できるホームページはどんなもの?
会社のホームページとして、それなりに充実した内容が掲載されたホームページだと思ってください。
5万円〜10万円の予算感のホームページが名刺程度のホームページだとするのであれば、会社のことがより詳しく掲載されているパンフレットにあたるホームページだと思ってもらって構いません。
会社の情報が掲載されたホームページをコーポレートサイトと呼びますが、10万円〜30万円の予算を組むと、一般的によく見られるコーポレートサイトを作成することができます。
内容の構成や内訳は以下の通りです。
この辺りのホームページの構成になると、ホームページとして恥ずかしくない規模になります。
資金繰りなどで、金融機関や投資家などにホームページとしての資料提出を求められた際にも納得していただける内容になります。
また魅力的なキャッチコピーを打ち出したり写真を添えたりして自社のことをよりよく知ってもらえるようなホームページが作成できます。
ちなみに比較対象としてウェブ制作会社に依頼した場合は、同じページ数でもミニマムで400,000円〜700,000円ほど制作費用がかかると思ってください。
もちろん上記金額にはロゴ製作費、テキスト、写真などの素材にかかる費用は含まれていないことが一般的です。
【個人・フリーランス】30万円〜制作できるホームページはどんなもの?
特殊なデザインや、よりページ数が充実したホームページ、またはホームページの機能とプラスして特別な機能が実装されたものであるケースなどは個人やフリーランスに依頼する場合、最低でも300,000円〜が相場になると思ってください。
プラットフォーム構築など規模が大きいホームページになると1,000,000〜以上制作費用が必要になることが一般的です。
またSEO対策(検索された際に上位に表示されるような施策)を施したWebページの場合も費用はかさみます。
なおこの規模になると、ウェブ制作会社に依頼した場合はミニマムでも1,000,000円〜となるケースが多いと思ってください。
個人やフリーランスに制作依頼する場合はマーケティングに強い担当者に依頼を
ホームページは作って終わりではなく、多くの人の目に留めてもらわなければ意味がありません。
そこで大切となってくるのは特定のキーワードで検索された時に上位に表示されるように施策をほどこしたSEOの知見となるのですが、この辺りのWEBマーケティングに詳しい制作者に依頼する方が良いです。
もちろん技術量が含まれますので制作にかかる費用は高くなりますが、ホームページもただ作るだけでは意味がありません。運用方法まできちんと考えて、制作する必要があります。
ただホームページを持つだけではなくきちんと、いろんな人に見てもらえるページにしないと意味がないからです。
個人やフリーランスとウェブ制作会社にHPを依頼するときの費用相場の違い
ここで一旦まとめとして、個人やフリーランスにホームページの制作依頼をする場合と、ウェブ制作会社に依頼する場合の費用の相場の違いを簡単な表にまとめておきましたので参考にしてください。
以下依頼先の違いによるそれぞれの比較表です。
ページ数 | 個人・フリーランス | ウェブ制作会社 |
---|---|---|
〜5ページ (簡易的な名刺程度のホームページ) イメージとして会社のチラシ | 50,000円 | 〜400,000円 |
5ページ〜 (一般的な会社のことがわかるホームページ) イメージとして会社のパンフレット | 100,000円〜300,000円 | 400,000円〜700,000円 |
以上の表からもわかるとおり、ホームページ制作にかかる予算を抑えたいのであれば、迷わず個人、またはフリーランスに依頼するのがいいという形になります(ただ技術力は個人によって本当に差があります。また、価格設定もウェブ制作会社に依頼する以上にピンキリです)。
実はホームページを自作するのが一番安く済む
実のところ、なんでもそうですが、自作するのが一番安く済みます。
だから費用を極限まで抑えたいのであればホームページは自作するのが一番です。
熱意と時間があれば自作することも可能です。
けれども個人的に自作はお勧めしません。
理由としては初期費用は安く済むかと思いますが、昨今のテクノロジーの発展が著しいウェブの業界において、維持管理したり、トラブル対応などは専門的な知識が必要になるからです。
運用している最中に分からないことや何かトラブルが起きた時にも対処することが難しくなってしまい余計なことに時間をかけてしまうこともあります。
それに、自前でのホームページ制作はできないことはないのですが、いきなりホームページを作るとなると、時間がかかります。
最悪時間だけ取られてしまい、完成できないケースもあります。また創業時は何かと忙しいこともあり、時間がありません。ホームページの制作会社を営むわけではないのですから、そこに余計な労力をかけるのであれば初めからホームページの制作を専門とする方に外注してしまった方が時間を有効に使うことができます。
プロにしかわからないこともありますし、時間は限られていますから、任せられるところは任せて、やるべきところに力を入れるのが、会社として成長するために必要なことだと思います。
ホームページ制作を依頼できる個人やフリーランスの探し方、依頼方法について
個人やフリーランスにホームページ作成を依頼する方法、製作者の探し方で代表的なのは下記の4つです。
(探し方はある程度限られています)
1:知人の紹介
2:クラウドソーシングで見つける
3:直接探し出す(SNSなど)
以下から、それぞれの方法を詳しく記していきます。
1:知人の紹介
おそらく一番手っ取り早い方法がこれです。
友人知人をあたり、ホームページ制作を依頼できる人を探す。
知り合いにホームページを持っている経営者がいるのであれば、知り合いに紹介してもらい発注する方法です。
クラウドソーシングで発注するのとは違い、手数料がかかりませんので仲介サイトを通すよりも安価にホームページ制作を依頼できますし、また知人の紹介になると安心感があります。
知人の紹介で発注するデメリットと注意点
ただデメリットもあります。知人の紹介値段交渉や提出された納品物に対しての修正依頼がしづらいという意見もあるからです。
また、トラブルが発生した際に紹介者との関係性が悪くなってしまう可能性もあるので注意が必要だと思います。
そうしたリスクを考えた場合は、友人知人の紹介ではなく自分の力で直接探し出す方法を選択した方がいいと思います。
2:クラウドソーシングで見つける
クラウドソーシングで個人やフリーランスの方にホームページの制作依頼を発注する方法もあります。
クラウドソーシングとは不特定多数の企業や個人にインターネットを介して仕事を依頼できるサービスです。
使い方は簡単で、クラウドソーシングサイトでホームページ作成依頼の募集をかけます。
すると複数の個人やフリーランスから応募があり、相性がいい、もしくはお任せしたい方をこちらから選び依頼をかけることができます。
どのようなテイストのホームページが得意なのか、過去のポートフォリオや実績を確認したり、これまでの評価も確認できますから、お気に入りの個人やフリーランスを選び発注するのです。
クラウドソーシングで発注するデメリットと注意点
ただクラウドソーシングで応募してくる方は、本当にいろんな方がいます。
だからある程度、人を見極める目を養っていないと、誰に依頼をするのかで迷ってしまったり(その分野において専門的な知識を持ち合わせていないと、みんな同じに見えることもある)、完成したホームページの出来が良くない・・・などもあります。
想像しているものと全く違うページが出来上がってきたなどの、トラブルも多発していると聞きますし(トラブルはあくまで当事者間での解決になります)、事前にしっかりと依頼内容を伝える必要があったり、何かと大変なことも多いと思います。
代表的なクラウドソーシングは3つ
今現在は、クラウドソーシングサイトは様々とありますが(以前は@SOHO(あっとそーほー)くらいしか思い当たらなかった)今主流のクラウドソーシングサイトは下記の2つです(人が多いので案件や、募集をかけた際に応募してくる方が集まりやすいメリットあります)。
(ちなみにクラウドソーシングサイトは直接取引は禁止されていますが(手数料を取ることでビジネスをおこなっているため)、前述した@SOHOは直接取引が可能となっています)
1:クラウドワークス
2:ランサーズ
3:@SOHO(アットソーホー)
1:クラウドワークスの特徴と依頼方法
「クラウドワークス」は国内最大級のクラウドソーシングサイトで、およそ78万社が利用するオンライン上で仕事を依頼できるサービスです。
ホームページ作成依頼だけではなく、システム開発、アプリ・スマートフォン開発、動画・映像・アニメーション、ライティング・記事作成などさまざまなお仕事を発注できます。
(ただし、クラウドワークスでは直接取引は禁止されており、クラウドワークスが仲介に入る形になりますので設定金額は手数料分高く設定されていることもあります)
ウェブデザイナーだけでも50,000名以上が登録しており、クラウドワークスを通して、オンライン上で日々たくさんの取引が行われています。
ホームページ作成関連のお仕事だけでも2209件あります(2024年5月18日時点)。
仕事の依頼の仕方は下記の2通りです。
仕事の発注方法 | 概要 |
---|---|
プロジェクト形式(固定報酬) | 応募者の中から選出し、仕事を発注。 仕事内容、作業量、納期、報酬などを事前に擦り合わせてから契約。 |
プロジェクト形式(時間単価) | 応募者の中から選出し、仕事を発注。 報酬は1時間ごとの金額で設定、稼働した時間に応じて週ごとに支払う。 |
クラウドワークスでは、これ以外にもそれぞれのウェブデザイナーのプロフィールを見て、個人やフリーランスに直接依頼(スカウト)をかけることもできます。
ホームページの制作依頼は、通常「プロジェクト形式(固定報酬)」で行います。
「プロジェクト形式(時間単価)」で募集をすると作業量に応じてですから、単価が曖昧になり、費用がいくらかかるのか分かりづらい面があるからです。
2:ランサーズの特徴と依頼方法
「ランサーズ」の特徴は、仕事を受注する側であるランサーが「スキルや経験」を「商品」として販売しており、「パッケージ」から探すことができる点にあります。
クラウドワークスと同様にお仕事の「募集」をかけることもできますし、プロフィールを見て直接スカウトすることもできます。
(ただし、ランサーズでも同様に直接取引は禁止されており、ランサーズが常に仲介に入る形になりますので設定金額は手数料分高く設定されていることもあります)
ホームページ制作関連の仕事数は9469件、ウェブデザイナーは3186人が登録しています(2024年5月18日現在)。
3:@SOHO(アットソーホー)
個人的には@SOHOもお勧めです。
@SOHOの特徴としては、直接取引ができる点にあります。
サイト自体は少し古臭く(ごめんなさい)、大手クラウドソーシングサイトと比べると使いづらい点が否めませんが、直接取引ができるという点において特徴がある業務委託が可能なサイトのため、個人やフリーランスも気合が入っている方が多いです(仲介業者を通さず、直接取引による顧客開拓に繋げられるため)。
その点でクラウドワークスやランサーズとは毛色が少し違い、エッジのかかった業者を見つけやすい特徴があります。
会員数は30万人の規模を誇っており、直接取引ができるクラウドソーシングサイトとしては最も有名なサイトだと思います。
3:直接探し出す(ブログやSNSなど)
3つ目の探し方としては、ブログやSNSで探し出し、直接コンタクトをする方法があります。
Instagram、Facebook、Xなどを仕事の受付窓口として運営している方も多いため、ダイレクトメッセージ機能を使い、直接取引をすることも可能です。
ブログでしたら「ウェブ制作 ブログ」などでキーワード検索すると個人もしくはフリーランスの方がいくつかヒットすることもあり、プロフィールや実績を参考にして検討してみるといいと思います。
直接探し出す方法を取られる場合は、クラウドソーシングサイトのように間に仲介業者を挟まずに、直接の取引になるため、「実力」のある個人やフリーランスが運用していることも多く(手数料がかからず直接取引できるのは個人やフリーランスにとって物凄いアドバンテージになります)、気合の入っている業者が多いです。
ブログやSNSから依頼をかけるときの注意点
ただし、有象無象いろんな方がいます。なかには実績がないのにも関わらず、実績を偽っているものがいたり、素人目では信頼できる人なのか分かりづらい点があります(特にSNSには、うじゃうじゃいます)。
多くの人が言うように第三者からの評価が確認しづらいのです(ただし、クラウドソーシングサイトであっても評価がさくらレビューのこともありますので、目を養う必要がある点は変わりません)。
またなかには連絡が突然つかなくなる方もいらっしゃるようで、信頼できる個人やフリーランスなのかはホームページの制作依頼前に調べておく必要があります。
ホームページ制作を個人やフリーランスに依頼する際の注意点
価格だけで選ばないことです。
これは絶対に守っていただきたいです。
いろいろなところで言われていますし、ウェブ制作会社でも同じことが言えるのですが、価格だけで選ぶと大抵失敗します(笑)
相場とは大きくかけ離れた価格設定をしていたり、表向きの相場が他と比べて極端に安かったり、逆に高かったりする場合は注意が必要です。
特に低価格で請け負っている場合は駆け出しの未熟な個人やフリーランスのこともあり、ひどい場合では急に連絡がつかなくなり、プロジェクトを途中で投げ出してしまう方もいると聞きます(幸運なことに私はでくわしたことはありません)。
個人やフリーランスに依頼する場合は、今後顔となる大事なホームページの制作をお任せしていい相手なのか、しっかりと見定めることが一つ大事になります。
ホームページ制作を成功させる依頼前の4つのポイント
最後にホームページ制作を成功させるために依頼前に準備しておきたい4つのポイントについて解説していきます。
ホームページ制作を個人やフリーランスに依頼する場合はもちろんのこと、ウェブ制作会社に依頼する際にも役に立ちますので目を通していただき、ホームページ制作のお役に立てていただけたらと思います。
1:ホームページを何のために運用するのか目的を明確にしておく
2:ホームページのデザインの方向性を決めておく
3:ホームページの作成方法を決めておく
4:参考とするホームページをピックアップしておく
以下からそれぞれについて解説します。
1:ホームページを何のために運用するのか目的を明確にしておく
ホームページには「目的」が必要です。
ただ単にホームページを作るのではなく、何のためにホームページを作り、どのようにホームページを活用していくのかをあらかじめ決めておくと打ち合わせが短時間で済むため、コストを抑えてホームページ制作を進めることができます。
ホームページには下記の種類と目的があります。
ホームページの種類 | 目的 |
---|---|
コーポレートサイト | 会社のことを知ってもらう。 |
ブランドサイト | ブランドのことを知ってもらう。 ブランドの価値や信頼性を与える。 |
サービスサイト | サービスのことを知ってもらう。 サービスを申し込んでもらう。 |
ECサイト | 商品のことを知ってもらう。 商品を購入してもらう。 |
リクルートサイト | 人材を獲得する。 |
あなたがこれから作成するホームページが、どの「目的」に当てはまるのかを事前にしっかりと決めておくことで、「ホームページを作る目的」がはっきりしますので、その後のやりとりがスムーズにホームページ制作を進めることができます。
ホームページの種類と目的が決まってくると、依頼先の選定もやりやすくなりますので発注する際にその分野が得意な個人やフリーランス、またはウェブ制作会社に絞り込んで依頼をかけることができるようになります。
【クラウドワークスの発注画面ではホームページ制作ひとつとっても下記のようにカテゴリー分けされている(2024年5月18日現在)】
大カテゴリ | 中カテゴリ |
---|---|
ホームページ制作・WEBデザイン | ホームページ作成 ウェブデザイン WordPress制作・導入 ランディングページ(LP)制作 HTML・CSSコーディング Webサイト修正・更新・機能追加 アイコン・ボタン・ヘッダー制作 CMS導入 モバイルサイト・スマートフォンサイト制作 UI/UX設計・デザイン インタラクションデザイン オウンドメディア制作 |
ECサイト・ネットショップ構築 | 商品登録・商品撮影 ECサイト制作 ECサイトデザイン ネットショップ運営代行 ネットショップの在庫管理・受注管理 ECサイト運用ツール開発 商品紹介文作成 ECコンサルティング |
2:ホームページのデザインの方向性を決めておく
また発注する際に依頼先と、ある程度完成イメージを共有できるようにデザインの方向性を決めておくとその後のやりとりがスムーズです。
自分の頭の中にあるイメージと、相手の頭の中にあるイメージをひとつにしてあらかじめホームページデザインの方向性を定めておくことで、依頼後のやりとりがスムーズになりますし、依頼される側としては、どのようなウェブサイトを構築すればいいのかおおよその方向性がわかるので、非常に取り組みやすくなります。
よっぽどのことがない限り、対応できることが多いですが、なかにはどうしても予算内では難しいケースもあります。
事前にイメージのすり合わせをしておくことで依頼後のトラブルも未然に防ぐことができるようになりますので、デザインの方向性は必ず定めておいてください。
3:ホームページの作成方法を決めておく
ホームページは作成方法によって「工数」が異なり、費用相場も大きく変わってきます。
ウェブ制作の基本は、どこまで行ってもHTMLとCSSの組み合わせですがCMSによって、ホームページ制作後の更新のしやすさなどが大きく変わってきます(ちょっと話がややこしくなってきましたね(笑)ここで大事なCMSについては後ほど説明します)。
私個人のおすすめはやはりWordPress(ワードプレス)。これはさまざまなところで言われていますが管理しやすく更新もしやすい、さらにさまざまな優秀な開発者が開発しているプラグインという「追加機能」を簡単に実装できるのでその後の運用がものすごく楽になります。
SEO的にも効果があり、検索エンジン上位に表示されやすかったり、世界で最も多く使われているCMSということもあり、データの修正も容易にできたり、使い勝手がものすごくいいです。
ウェブ制作会社が独自で開発する、もしくは独自で開発しているCMSもありますが個人的にはお勧めしません。
管理費用をお手頃価格で提供しているウェブ制作会社もありますが、長い目で見た場合、疑問に思うことが多いからです(どこに疑問を感じていたり、具体的にどこが問題なのかについてはここでは省略させていただきます)
その理由の一つに、その会社がもし倒産してしまった場合、今まで築き上げたものがパーになってしまうからです。
WordPressであればサーバーだけお引越しして、中身や運用方法はそのままに継続して使うことができます。
初心者ならWordPress一択
CMSと言ってもよくわからない方が多いと思いますが、ホームページを管理するシステムのことだと思ってください。
どんなことができるのかというと、ホームページに掲載されている情報の更新をしたり修正をしたり、ホームページにさまざまな機能を追加することができます。
WordPressはこのホームページ公開後の更新が手軽にでき、HTMLやCSSなどの専門知識がない人でも手軽にページの内容を書き換えたり(情報の更新)、情報の追加などができるようになります。
※一般的なウェブサイトでは情報の更新ひとつとってもHTMLからデータの修正をかけ、FTPからサーバーにアップする必要があり、とても大変。一方でWordPressではCMSの画面上で該当部分のデータを修正し更新をかけるだけで簡単に修正できます。
ホームページは作って終わりではなく、作ってからもしっかりと運用していく必要がありますから、更新が手軽なものが一番です。
更新のたびに専門家に依頼をかけなくてはならない・・・となると、更新作業が面倒になりますし、余計なコストがかかってしまいます。
ホームページの更新作業は外注するとなると、それなりの費用がかかりますから、自社で更新できる部分は更新できるようにしておくと外注費用を浮かせ、その分、自社のお客様に還元できるようになります。
ですから難しいことは考えずに、ホームページの作成はWordPress一択で考えてみてください。
4:参考とするホームページをピックアップしておく
どのようなホームページにしたいのか担当者とイメージを共有できるように必ず参考とするホームページは用意しておいてください。
言葉だけで伝えるのにはどうしても限界がありますから、相手がビジュアルとしてわかりやすいイメージで伝わるように工夫するのも、ホームページ制作を成功させるための大きなコツとなります。
既に完成されているホームページのイメージを共有し、そこから自社が作りたいホームページのイメージを伝え、作業を進めていけば、より自社のイメージ通りの理想的なホームページに仕上げることができます。
まとめ
今回の記事では、ホームページ制作を個人やフリーランスに依頼するときにかかる費用の相場、それにコストを抑えて制作する方法、依頼先の探し方や注意点について解説してきました。
・個人やフリーランスに制作を依頼する費用は規模や内容、個人の実力や実績によって異なる
・ウェブ制作会社は予算が必要だが、同じ内容でも個人やフリーランスに依頼するとリーズナブルに依頼可能
・個人やフリーランスに依頼する際は、きちんとした人かを事前に確認する
・ホームページを依頼する前に準備しておきたい4つのポイントを抑えておくと失敗する確率が減る
個人やフリーランスはウェブ制作会社以上に数がありますから、いい取引先を見つけるのはものすごく大変だと思いますが、いい個人や実力のあるフリーランスを見つけることができればウェブ制作会社よりもコストを抑え、なおかつ素晴らしいホームページを制作することができます。
ぜひ、この記事を参考にしていただいて、良い発注先(個人・フリーランス)を見つけてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
一般的にLPは自社の商品やサービスの情報を一枚のページにまとめたWebページのことを言います。
ウェブ上でよく見る縦に長いページで、商品やサービスの魅力を簡潔に紹介し、最終的にサービスの購入に結びつける狙いで構成されます。
ウェブ広告の着地ページで利用されることからランディングページ(LP)と呼ばれます(広義ではページ訪問者が最初にみるページだからランディングページです)。