Googleアナリティクスでは「カスタムレポート」という機能を使って、自分に必要なレポートを作成することができます。
今回はその中でも「曜日×時間」のレポートを作成する方法を例にとって、カスタムレポートの効果的な使い方をお伝えしていきます。
またつくっておくと便利なカスタムレポートも合わせて紹介していきますので、用途に応じて作成し使用してみてください。
【この記事を読むことで、下記の問題を解決することができます】
・「曜日×時間」のカスタムレポートを作成できる
・「時間」ごとのカスタムレポートを作成できる
・「日別」のカスタムレポートを作成できる
目次
★Googleアナリティクスで新しいカスタムレポートをつくる方法
Googleアナリティクスで曜日ごと時間ごとのレポートを確認するには、カスタムレポートの機能を使って、新たにレポートを作成する必要があります。
▼ステップ1:
Googleアナリティクス内の、左のメニューの「カスタム」をクリックして展開し、、さらに「カスタムレポート」をクリックしてください。
▼ステップ2:
次に「+新しいカスタムレポート」をクリックします。
▼ステップ3:
新しいカスタムレポートの作成画面が出てきますので、用途に応じて、必要な数値や作成したい指標を入れてカスタムレポートを作成していきます。
いずれのカスタムレポートを作る場合でも、ここまでは共通です。
★Googleアナリティクスで「曜日×時間」別のカスタムレポートをつくる方法
ここではいよいよ、「曜日×時間」別のカスタムレポートの作り方について具体的にお伝えしていきます。
▼ステップ1:
まず作成するカスタムレポートのタイトルを入力していきます。
カスタムレポートのタイトルは任意でつけていただいて構いませんが、ここでは「曜日×時間帯」とつけます。
「全般情報」内の「新しいカスタムレポート」をクリックして新たに「曜日×時間帯」と入力してください。
▼ステップ2:
続いて「タブの名称」を入力していきます。
太文字で書かれている「レポートの内容」の項目にグレースケールで「名前」と書いてありますので、その横にカーソルを合わせてクリックすると「タブの名称」を変更できます。
ここの欄はデフォルトでは「レポート」と表示されています。
こちらの名称も任意で構いませんが、ここでは「タブの名称」を「曜日」と入力します。
「タブの名称」は1つのレポートで複数追加することができます。
▼ステップ3:
次に、「指標グループ」欄で計測したい「指標」を選択していきます。
今回の「曜日×時間」では「セッション」を計測していきますので、「+指標を追加」をクリックし、「ユーザー」を展開(クリック)、その中の「セッション」を選択してください。
▼ステップ4:
続いて「ディメンションの詳細」で、どのような「単位」で数字を見ていきたいのか詳細を選択していきます。
今回の「曜日×時間」では「曜日の名前」を選んでいきます。
「+ディメンションを追加」をクリックし、「時刻」を展開(クリック)、その中の「曜日の名前」を選択してください。
▼ステップ5:
最後に反映する「ビュー」を選択していきますがデフォルトの状態では現在見ているビューが選択されています。
アナリティクスでは、複数のサイトを登録し、それぞれのサイトを個別で解析することができますが、現在見ている「ビュー」とは、現在Googleアナリティクスでレポートを見ているサイトのことです。
なので、このままの状態で進めてください。
▼ステップ6:
最後に「保存」をクリックして、レポートを作成すればカスタムレポートの設定の完了です。
★Googleアナリティクスで「曜日×時間」の訪問者数を確認する方法
続いて先ほど作成したカスタムレポートを開いていきます。
▼ステップ1:
カスタムレポートを作成したら、Googleアナリティクスの左メニューの「カスタム → カスタムレポート」と選択します。
▼ステップ2:
カスタムレポート内のタイトルの部分に先ほど作成した「曜日×時間」のレポートタイトルが反映されているはずですので、クリックして開きます。
すると先ほど作成した「曜日×時間」のカスタムレポートが開きます。
▼ステップ3:
「曜日×時間」のレポートは表示形式を「棒グラフ」に合わせると曜日ごとの特徴を見やすくなりますので、表示形式を「棒グラフ」に変更してください。
「アドバンス」と表示されている右側の部分に記号がありますので、左から3番目の「棒グラフ」にカーソルを合わせてクリックしてください。
すると「棒グラフ」でデータが解析されます。
ただし、ここに表示されているのは「曜日」だけですので「曜日×時間」で確認するためには、「時間」をこのグラフに掛け合わせてあげる必要があります。
▼ステップ4:
「曜日×時間」の訪問者数を確認するためには、「セカンダリディメンション」を展開し「時刻」をクリック、つづいて「時」をクリックすることで、このグラフに時間を掛け合わせることができます。
表示された「時」をクリックして「時」を指定することで「曜日」と「時間」を掛け合わせることができます。
ちなみに、グラフでは、上から「曜日×時間」の訪問者数が高い順に表示されます。
★つくっておくと便利な2つのカスタムレポート
つづいて、つくっておくと便利なカスタムレポートを2つご紹介します。
「曜日×時間」のレポートからわかるように、Googleアナリティクスでは、カスタムレポートを活用していくことでGoogleアナリティクスをさらに使いやすくすることができます。
サイトに訪問するユーザーの傾向をつかむことで、よりよい成果に結びつけやすくなります。
ここで作成するカスタムレポートは下記の2つのレポートです。
【つくっておくと便利な2つのカスタムレポート】
1:時間ごとのカスタムレポート
2:日別のカスタムレポート
★時間ごとのカスタムレポートのつくりかた
時間ごとのカスタムレポートをつくることで、1時間単位で訪問者数の増減を確認できるようになります。
どの時間帯が一番訪問者数が多いのかを確認できるようになるので、あなたのサイトがどの時間帯に一番アクセスが多いのかの傾向をつかむことができます。
▼ステップ1:
先ほどと同じ要領で「カスタム → カスタムレポート」を開き「+新しいカスタムレポート」をクリックします。
▼ステップ2:
今回は「時間ごと」のカスタムレポートを作成していきますので、タイトルは「時間ごと」にします。
▼ステップ3:
「レポートの内容」の「名前(タブの名称)」は「時間ごと」にし、指標グループは「ユーザー → セッション」を選択してください。
ディメンションの詳細は「時刻 → 時」を選択してください。
これで「時間ごと」のカスタムレポートが完成しますのでアナリティクスの左のメニューから「カスタム → カスタムレポート」つづいて「時間ごと」のカスタムレポートをクリックしていただくと作成したレポートを閲覧することができます。
なお、指標グループはここでは「セッション」を選択しましたが「セッション」以外にも見たい項目があれば追加していただければ確認することができます。
★日別のカスタムレポートのつくりかた
日別のカスタムレポートをつくることで、1日単位で訪問者数の増減を確認できるようになります。
「年月日」ごとの数値を取得することで、訪問者数の増減を可視化できるようになります。
なお、Googleアナリティクスに搭載されている標準の機能では、日別のセッション数、日別のページビューを一括で取得できないので、カスタムレポートを作成して取得する必要があります。
▼ステップ1:
「カスタム → カスタムレポート」を開き「+新しいカスタムレポート」をクリックします。
▼ステップ2:
今回は「日別」のカスタムレポートを作成していきますので、タイトルは「日別」と入力します。
▼ステップ3:
「レポートの内容」の「名前(タブの名称)は「日別」にし、指標グループは「ユーザー → セッション」を選択してください。
ディメンションの詳細は年月日を取得できる「時刻 → 日付」を選択してください。
これで「日別」のカスタムレポートが完成しますので、アナリティクスのメニューから「カスタム → カスタムレポート → 日別」のカスタムレポートをクリックしてください。
★まとめ
今回はGoogleアナリティクスのカスタムレポートの使い方の基本をお話ししました。
Googleアナリティクスは、カスタムレポートを適宜使うことで、より詳細にわたってサイトに訪問してくれるユーザーのことを知ることができます。
アクセスが多い時間帯を知ることで何らかのキャンペーンを打ち出したい時に、最適な「曜日」と「時間」はどこなのかなどの訪問トレンドを知ることができます。
なんども言いますが、成果を生み出すには基本的なことを抑えていただければ問題ありません。
そして何よりも大事なのはデータを上手に活用する目を養うことだと思っています。
ぜひ、Googleアナリティクスを活用し、あなたのビジネスをより良いものとしていただければと思っています。
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