ドイツの経済学者にヒャルマール・シャハト(1877~1970)という人物がいます。
彼は戦前にドイツで起きたハイパーインフレを収束させた実績を持つドイツの財政家なのですが、そんなシャハトは自身の経済理論を次のように述べています。
「経済政策は科学ではない、一つの技術である、だから確固不動の経済方策や不変の経済法則について云々するのは誤りである」
これは昨今の経済状況にだけ当てはまることではなく、あらゆる局面に言えるのではないでしょうか。
確かに科学的なものも存在することは否定しませんが、今の時代多くの人は科学を盲信し過ぎていてそれを科学という枠に無理やり当てはめてしまい、技術として見ることを忘れてしまっているようにおもいます。