今日はちょっと父のことを話してみようかと思います。
私の父は日本人なら誰でも知る企業の取締役でした。
父に迷惑をかけたくないので会社名は伏せさせていただきますが、サラリーマンとして入社し、人生のほとんどの時間を会社に捧げたと言っても過言ではありません。
家庭をかえりみないところもありましたし、実際深夜遅くに帰宅し、会社で終わらずに持ち帰った仕事をリビングで黙々とこなし、朝早く起きて出社すると言う生活を何十年も繰り返していましたから、そのほとんどの時間を仕事に費やしていたと言ってもいいでしょう。
休日は取引先の接待なのかゴルフクラブを持って出かけて行っていましたし、父と過ごした時間はほとんど記憶にありません。
身を粉にして働くとはああいうことを言うのだなと思います。
私はそんな父の背中を見ながら育ってきました。